リチャード・ドレイファス アーカイブc

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シンク・ディファレントの広告マンが、スティーブ・ジョブズが「クレイジー・ワンズ」の広告でナレーションをした真相を振り返る。「ひどいアイデアだった」

ベン・ラブジョイのアバター 2014年5月23日午前3時55分(太平洋標準時)

[youtube=”https://www.youtube.com/watch?v=-z4NS2zdrZc”]

映画 『ジョブズ』をご覧になった方は、スティーブ・ジョブズが「Here's to the crazy ones(クレイジーな人たちに乾杯)」というCMのセリフを録音し、カメラ目線で「それでいいですか?」と尋ねていたのを覚えているかもしれません。しかし、Appleの有名な「Think Different」キャンペーンのクリエイティブディレクター、ケン・セガール氏によると、現実は全く異なっていたそうです。MacWorldのインタビューで、彼はこう語っています。

想像してみてください。誰もいない寂しい講堂にいて、彼が朗読を終え、言葉が空中に響き渡る。そして大きな沈黙が訪れ、彼はこう言った。「もういい、私はここから出て行く。こんなのは最悪だ」そして、怒って出て行ったのです。

ジョブズはその言葉を気に入っていたものの、自ら語り始めるのは最悪のアイデアだと考えていた。皆が彼を自己中心的な人間だと思い込み、メッセージに耳を傾けてくれないと思ったのだ。セガール氏によると、物事はうまくは進まなかったという。

彼は遅刻してきて、「今日は本当に忙しいから、こんな時間はない。このアイデアは気に入らないけど、一度だけ読んでから出て行くよ」と言った。それで彼はそれを実行した。

結局、ジョブズは自分の望みを通した。実際に放映された広告はリチャード・ドレイファスがナレーションを担当したが、アップルの共同設立者の死後に広まったのはジョブズ版だった。

フォーチュン経由