IDC:中国の減速によりスマートフォン市場予測が下方修正、iPhone 6Cの低価格化でiOSがAndroidのリードを奪えないc

IDC:中国の減速によりスマートフォン市場予測が下方修正、iPhone 6Cの低価格化でiOSがAndroidのリードを奪えないc
IDC:中国の減速によりスマートフォン市場予測が下方修正、iPhone 6Cの低価格化でiOSがAndroidのリードを奪えないc

(写真:Feng Li/Getty Images)

IDCは本日、今年の世界スマートフォン出荷台数に関する最新の予測を発表し、予想を下方修正しました。出荷台数が予想を下回った最大の要因として、中国における成長の継続的な減速を挙げています。また、IDCはAppleの今後の成長見通しについても見解を示し、AndroidのOS別市場シェアが現在81%と堅調に推移し、2019年も堅調に推移すると予測しています。一方、iPhone 6Cの廉価版モデルは、市場の成長にさほど貢献しないとしています。

Appleに関しては、IDCはAndroidが2019年までOS別市場シェアの約80%を維持すると予測しています。また、次世代のiPhone 6Sおよび6S Plusと同時に登場すると噂されている低価格のiPhone「6C」は、主に200ドル以下の価格帯で成長が見込まれるAndroidの優位性にAppleが迫る上であまり役に立たないと主張しています。この点を踏まえ、IDCはAppleの出荷台数が2014年の1億9,270万台から今年は2億2,370万台、2019年には2億6,960万台に増加すると予測しています。一方、Androidは2014年の10億6,000万台から今年は11億6,000万台、2019年には15億4,000万台に増加すると予想されています。 

IDCによると、中国におけるスマートフォン市場は2015年に前年比1.2%成長しました。これは、昨年のスマートフォン出荷台数全体の約32.3%を占めた19.7%の成長率から大幅に鈍化したことになります。この成長鈍化を受けて、IDCは2015年の成長率を10.4%、出荷台数を14億4000万台と更新しました。中国は引き続き数量ベースで最大の市場となるものの、IDCは世界出荷台数に占める中国のシェアは昨年の32.3%から2019年には23.1%に低下すると予測しています。

中国は依然として非常に重要な市場であることは明らかです。しかし、国内成長が大幅に鈍化するにつれ、消費よりも輸出に重点が置かれるようになるでしょう」と、IDCのワールドワイド・クォータリー・モバイルフォン・トラッカーのプログラムディレクター、ライアン・リース氏は述べています。「インドはかつて中国が受けていた多くの注目を集めており、今や最も成長の可能性を秘めた市場となっています。注目すべきは、中国やベトナムからインドへの製造拠点移転の可能性です。この動きは、コスト削減とインド国内での製造に伴う経済的メリットの活用を狙ったものだと捉え始めています。市場における国際競争の圧力を最も強く感じることになるのは、Micromax、Lava、Intexといった現地ベンダーです。」

中国におけるスマートフォンの成長に関する洞察は、AppleのCEOティム・クック氏が昨日、異例の四半期中間決算発表(SEC規則に違反している可能性もあるものの)を行った直後に発表された。同氏は投資家に対し、7月と8月に中国で力強い成長が見られたと安心感を与えた。クック氏は、「iPhoneのアクティベーションの成長はここ数週間で加速しており、過去2週間は中国のApp Storeで今年最高の業績を達成しました」と述べた。

クック氏はさらに、「もちろん将来を予測することはできませんが、今四半期のこれまでの業績は安心できるものです。今後数年間の中流階級の成長は大きく伸びるでしょう」と述べた。

IDC の完全なレポートはここからご覧いただけます

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