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アップル、Siri音声認識の特許侵害で上海の裁判所に提訴
2013年3月27日午前5時56分(太平洋標準時)

AFP通信によると、Appleは本日、中国上海の裁判所で再び訴訟を起こした。今回の訴訟は、同社がSiriの音声認識ソフトウェアのコンポーネントをコピーしたというものだ。報道によると、上海に拠点を置く智真ネットワークテクノロジー社は、公判前手続きにおいて、AppleがSiriを通じて音声認識技術に関する自社の特許を侵害したと主張した。訴状ではSiriの開発が2007年に開始されたとされているものの、Nuanceについては言及されていない。Appleは現在、Siriの音声認識コンポーネントの実装においてNuanceと提携しており、Nuanceもまた市場をリードする企業であり、おそらく音声認識関連の特許を独自に保有していると思われる。
智真は、自社の「小iロボット」ソフトウェアの特許を2004年に取得したと述べている。一方、2011年にiPhone 4Sの発売とともにデビューしたAppleのSiriは、2007年に初めて開発された。
「アップルによる特許侵害が確認されれば、同社はアップルに対し、特許権を使用した製品の製造と販売を中止するよう求めるだろう」と智珍氏の代理人弁護士、斯衛江氏はAFPに語った。
「将来的に賠償を求める可能性も排除しない」と彼は付け加えた。
同社は「Xiao i Robot」と呼ばれるSiriに似たソフトウェアを開発しており、Siriよりも前の2004年に初めて開発されたと主張している。この技術は一部のスマートテレビや企業向けアプリケーションで利用可能となっているようだが、スマートフォンやタブレット向けの一般向けアプリとしては提供されていないようだ。以下の動画は、同社が昨年Appleを提訴した際にオンラインで公開されたもので、Lenovoのスマートフォンで動作するXiao i Robotソフトウェアを映している。
http://www.youtube.com/watch?v=Ku0H10_G1X4