Amazon Echoは、音声認識速度の速さ、信頼性、そして全体的なパフォーマンスの優秀さから、多くのユーザーがAppleのSiriよりもAmazonのAlexa音声アシスタントを好むなど、かなりの成功を収めています。Amazonは本日、Amazon TapとEcho Dotという2つの新製品をリリースし、音声アシスタント分野での競争を続けています。

新製品は、Amazonの音声アシスタントを自宅のより多くの部屋や外出先で利用できるようにすることに重点を置いています。Appleは現在、Siriを既存のiOS、Apple Watch、Apple TV製品のみの機能として提供しているのに対し、Alexa専用デバイスを開発するという戦略は興味深いものです。

オリジナルのAmazon Echoは部屋に置いて放置しておくことを想定していましたが、Amazon Tap（129.99ドル）はWi-Fiを搭載し、Echo機能も内蔵したポータブルBluetoothスピーカーです。高音質で音楽を再生できる機能豊富なBluetoothスピーカーであるだけでなく、ネットワークに接続することでSiriのような音声アシスタント機能も利用できます。

Apple Music + Siriと同様に、Alexaは「ジャズをかけて」や「ブルーノ・マーズの曲をシャッフルして」といったリクエストに賢く応答できるだけでなく、ニュースや天気などに関する質問にも答えてくれます。興味深いことに、Alexaはサードパーティ製アプリと連携して音声対応にすることも可能です。つまり、Amazon TapはiHeartRadio、Pandora、Spotifyなど、様々な音楽ソースを操作できるということです。これは、サードパーティ製アプリとの連携が著しく不足しているSiriに対する大きなメリットです。

Amazon Echo Dotは89.99ドルで、現在EchoまたはAmazon Fire TVをお持ちのプライム会員のみが購入できます。Dotは、Amazon Echoの音声認識範囲を家の中の新しい部屋まで拡張する小型のパック型デバイスです。Apple AirPort Expressを使ってWi-Fiネットワークの範囲を拡張するようなものです。家の中の既存のスピーカーに接続して音声応答や音楽のストリーミングが可能ですが、タイマー機能などのための小型スピーカーも内蔵されています。一般的には、既に家にあるAlexaデバイス用のサテライトマイクと考えると分かりやすいでしょう。

Echo Dotは本日発売、Echo Tapは3月31日より正式販売開始です。ただし、予約注文は本日から開始されます。

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