Insta360は今年初めに、同社の最新スマートフォンジンバル「Flow 2 Pro」を発表しました。9to5Macでレビューも掲載しています。そして今回、同社はFlow 2 Proユーザー向けに新たなアクセサリーを発表しました。「AI Tracker」と呼ばれるこのアクセサリーは、カメラセンサーを内蔵し、人物や物体の追跡性能を向上させるモジュールです。

新しいInsta360 Flow 2 Pro AIトラッカーのご紹介

ほとんどのジンバルは、付属アプリを通じて被写体の追跡機能を提供しています。Insta360 Flow 2 Proの場合、iPhoneユーザーはAppleのDockKit APIサポートの恩恵を受けることができます。このAPIは、デバイスのセンサーと機械学習を利用してジンバルの動きをシームレスに追跡・制御します。

しかし、ユーザーが外部ソフトウェアに頼ることなく高度な AI 搭載トラッキングを利用できるようにするために、Insta360 は AI Tracker を導入しました。

同社によると、新しいAIトラッカーは、「難しい環境」でも人物を「完璧にフレーミング」し続けるのに役立つとのこと。被写体の前を歩く人などの障害物にも対応し、人物だけでなく動物にも対応します。さらに、手のひらの動きを検知して遠くからでもトラッキングを開始できます。

AI Trackerは主にAndroidユーザー向けですが（DockKitのサポートはiOSのみ）、iPhoneユーザーにもメリットがあります。トラッキングセンサーに加えて、AI Trackerは明るさと色温度を調整できるLEDフラッシュとしても機能します。

このアイデアに聞き覚えがある方は、DJIの最新ジンバル（こちらでもレビューしました）にも「マルチファンクションモジュール」と呼ばれる類似のアクセサリーが搭載されているからです。特定のアプリを使わずに操作性を向上させるために、企業がこのようなアクセサリーに投資しているのは、実に興味深いことです。

Insta360の新しいFlow 2 Pro用AIトラッカーは、現在39.99ドルで販売中です。また、この新アクセサリーとセットになったInsta360ジンバルは179.99ドルでご購入いただけます。

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