開発会社Grizzly Labsは、iPhoneおよびiPad向けの人気アプリ「Genius Scan」のメジャーアップデートをリリースしました。この最新ビルドでは、よりスマートで強化されたフィルタリング、スマートなドキュメント名の変更、影の除去などを実現する「次世代AI」を搭載し、アプリを全面的に刷新しました。

Grizzly Labsは、App Storeで配信開始となった大型アップデート「Genius Scan 6.0」の詳細をブログで公開しました。開発者は、基本的なスキャンアプリと、ディープラーニング/次世代AIを基盤とした高品質なスキャン結果を提供するGenius Scanのようなアプリとの違いについて次のように述べています。

簡易スキャンアプリを開発するのは簡単ですが、精度、速度、品質を実現するのは容易ではありません。私たちは過去10年間の蓄積と最新技術の統合により、次世代のモバイルスキャン技術を開発し、スキャン性能と品質を大幅に向上させました。

ディープラーニングをベースとした全く新しいアルゴリズムが、書類検出機能を強化しました。このアップグレードにより、Genius Scanは、より複雑な環境下でも書類に瞬時にフォーカスを合わせます。白い机の上に白い紙があっても、書類検出がスムーズに行えます。コンピューターのキーボードがファインダーに映り込んでも、問題なく動作します。書類の検出も大幅に高速化し、Genius Scanはスキャンを躊躇することなく開始します。

Genius Scan 6.0には、完全に再構築された画像補正フィルターも搭載されています。つまり、スキャン画像を正確に切り抜いていなくても、アプリが補正してくれるのです。

画像補正フィルターもすべて刷新しました。色やホワイトバランスを調整し、スキャンした画像に写り込んだ厄介な影を補正し、書類の端をきれいに整えます。書類を正確に切り抜いていなくても、フィルターが残されたアーティファクトを除去するので問題ありません。新しいカラーフィルターは、色を保ちながら、優れたコントラストとテキストの濃い黒の陰影を維持します。新しい写真フィルターは、色を巧みに調整することで、家族写真の魅力を最大限に引き出します。

Grizzly Labs は、新しいスマートな名前変更機能を次のように説明しています。

Genius Scanは、ドキュメントの内容と既存のドキュメントの名前のパターンに基づいて、ドキュメントの名前を賢く提案します。また、スマートドキュメント名変更機能は、ドキュメントをスキャンした日付ではなく、ドキュメントの実際の日付を検出します。これは通常、ユーザーが希望するものです。例えば、郵便で請求書を受け取って今日スキャンした場合、今日の日付ではなく、実際の請求書の日付（おそらく数日前）をドキュメントのタイトルとして使用したい場合があります。

最後に、新しいバージョンでは、ページを削除したときにスキャンを再実行する新しいオプションが追加されました。

既存のユーザーは、バージョン 6 で利用可能なすべての新機能を利用できます。Genius Scan 6 の最新ビルドの詳細については、こちらをご覧ください。

Genius ScanはApp Storeから無料でダウンロードできますが、プレミアム機能がすべて含まれるGenius Scan+は7.99ドルで一度だけ購入できます。または、Genius Scan+が含まれる月額2.99ドルのGenius Cloudストレージを選択することもできます。

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