AT&Tは火曜日遅く、3Gワイヤレスネットワーク経由でiPhoneでVoice over Internet Protocol（VOIP）サービスを可能にするために「必要な措置を講じた」ことをAppleとFCCに通知したと発表した。AT&Tは「顧客の期待と、同社が提供する他の数十機種と比較したiPhoneの利用状況を評価した結果、この決定を下した」と述べている。同社は既に、加入者が他のワイヤレスデバイス経由で3Gネットワ​​ークを使用してインターネット通話を利用できるようにしている。

Apple：広報担当のナタリー・ケリス氏は、Appleはこの発表を歓迎すると述べた。「AT&TがVoIPアプリケーションをサポートすることを大変嬉しく思います。VoIPアプリをApp Storeでできるだけ早くお客様にお届けできるよう、開発者契約を改訂する予定です。」

Skype社長のジョシュ・シルバーマン氏は次のように述べています。「6ヶ月前にiPhoneアプリケーションをリリースして以来、販売されたiPhoneおよびiPod touchデバイスの10%にSkypeがダウンロード・インストールされています。これは、人々が外出先でもSkype通話を楽しめることに強い関心を持っていることを示しています。Skypeの社員一同、AT&Tが本日発表した（FCCへの提出書類はこちら、PDF形式）3Gネットワ​​ークをSkypeなどのインターネット通話アプリケーションに開放する発表を高く評価しています。これは、AT&T、Apple、何百万人ものモバイルSkypeユーザー、そしてインターネット全体にとって正しい一歩です。しかしながら、一企業の積極的な行動は、オープン性を保護し消費者に利益をもたらす政府の政策に取って代わるものではありません。あらゆるデバイス、あらゆるネットワークでSkypeを利用できるような、さらなる発展を期待しています。」

アップデート：

FCCのジュリアス・ジェナコウスキー委員長は声明で、「AT&TがFCCの調査に対し、3Gネットワ​​ーク上でのVoIPの許可について再検討する意向を示したことに勇気づけられました」と述べた。「AT&TがネットワークをVoIPに開放するという決定を称賛します。ワイヤレスサービスを消費者の選択肢に広げることで、モバイル市場への投資とイノベーションが促進されるでしょう。」

グーグルの担当者は、アップルは申請状況の変化について何も知らせてこなかったと述べた。

昨日、アプリケーションを App Store に公開したばかりの Vonage からは、まだ何も発表がない。

FCCも今夜は沈黙を守っていたが、 AT&TにVoIPトラフィックを許可させる上で最も大きな役割を果たしたのはFCCだろう。FCCは、政権発足から1年を経て、無線通信事業者に対しネット中立性の立場を強く求めてきた。実現には長い時間がかかったものの、4G規格であるWiMAXとLTEはどちらも電話通話においてVoIPのみをサポートし、従来のワイヤレス音声サービスをサポートしていないため、この動きは避けられないものだった。

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