アップルは、新型コロナウイルス感染症による混乱で手続きが複雑化し、エンジニアリングリソースが限られていることから、iPadやMacBookを含む自社製品の生産を中国からベトナムへ移管する計画を保留しているようだ。

これは日経新聞の新たな報道によるもので、同紙によるとAirPods 3は、Appleが当初希望していたベトナムではなく、現在中国で量産に入っているという。

AirPodsは初代モデル以来、AppleとInventecの提携により、主にベトナムで製造されてきました。しかし、次期モデルは当初は中国で製造され、将来的にはベトナムでの供給も追加される可能性があります。日経新聞の報道によると、新型AirPodsの生産量の約20%は最終的にベトナムの工場で行われることになるとのことです。

2018年頃、トランプ政権下で米中関係が悪化したため、多くのテクノロジー企業は中国への依存度を見直し始めました。Appleは2020年後半、Foxconnに対しiPadとMacBookの生産拠点の多様化を要請したと報じられています。

しかし日経新聞は、部品のサプライチェーンの不完全さ、従業員の不足、そして同地域における新型コロナウイルス感染症関連の閉鎖の継続と厳しい国境管理措置により、これらの計画は進展していないと指摘している。

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