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報道:盗聴されたゴールドマン幹部、アップル関連事件のインサイダー取引で有罪判決
2012年6月15日午前10時03分(太平洋標準時)
右がラジャット・グプタ氏(ウォール・ストリート・ジャーナル経由の画像)。
連邦陪審は、アップルや他のテクノロジー企業に関する情報交換に関わる事件で、ゴールドマン・サックスの元取締役ラジャット・クマール・グプタ氏をインサイダー取引の罪で有罪とした。
ウォール・ストリート・ジャーナルによると、グプタ氏は証券詐欺3件と共謀1件で有罪判決を受け、証券詐欺2件については無罪となった。同氏は、自社とプロクター・アンド・ギャンブル(P&G)に関する非公開の取締役会情報を著名なヘッジファンド・マネージャーに提供した際、インサイダー取引に関与していた。
ニューヨークに拠点を置くヘッジファンド運用会社、ガレオン・グループの創業者、ラジ・ラジャラトナム氏は、グプタ氏の情報提供で数百万ドルを稼いだ。彼は現在、インサイダー取引事件に関連した罪で11年の懲役刑に服している。グプタ氏の弁護士は最近、別のゴールドマン・サックス幹部がラジャラトナム氏と内部情報を共有していたことを示す証拠を提出した。
9to5Macが以前に報じたように、ニューヨークのゴールドマン・サックス・グループのアジア株式販売責任者であるデビッド・ローブ氏は、アップル社、インテル社、ヒューレット・パッカード社に関する機密情報をラジャラトナム氏に提供していたところを米国の盗聴で捕まったとされている。
SFGateによると、マンハッタンの陪審員はグプタ被告に対する訴因を検討したものの、公判中に盗聴証拠を聴取しなかった。ジェド・ラコフ連邦地裁判事は、盗聴は伝聞証拠として認められないとの判決を下した。グプタ被告の弁護士は今週初め、ローブ被告に関する証拠は弁護側にとって極めて重要であり、「被告が告発されている行為を別の人物が行ったこと」を証明するものだと裁判官に伝えた。
弁護側は陳述を終え、陪審は今朝評決を下した。グプタ被告は共謀罪で最長5年、詐欺罪で最長20年の懲役刑に処せられる。判決言い渡しは10月18日に予定されている。
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