イタリア・ミラノのApple Piazza Libertyは、店内の円形劇場に新しいアートインスタレーションを設置し、創造力の探求を称えています。フランス人アーティスト、ニール・ベルーファによる作品「物語の教訓」は、5月21日から9月20日まで展示されます。

「物語の教訓」展は、エドアルド・ボナスペッティがキュレーションし、視覚芸術における大理石の技術と伝統を育む団体、フォンダツィオーネ・エンローが主催しています。ベルーファの作品は、大理石の触感に注目を集め、パンデミックによって創造的なエネルギーが失われた公共空間に芸術を再び取り入れています。

ミラノのアップル・ピアッツァ・リバティにある円形劇場の公共空間のために考案されたこのプロジェクトは、多色彩の浅浮彫と大理石の象嵌細工で装飾された4つのインスタレーションで構成され、アーティスト自身が書いた寓話の章を描いています。ここ数年で最も顕著に様相を変えたミラノ中心部の広場の一つにおけるこのインスタレーションは、ロベルタ・テンコーニがキュレーションを手掛けるフォンダツィオーネ・ピレリ・ハンガー・ビコッカでのベルーファ個展と対話する形で展開され、9月のミラノ・アート・ウィークで完結します。

Apple Storeでは、「物語の教訓」として、座席と照明が一体となった4つの大理石のテーブルが設置されており、昼夜を問わず円形劇場へのアクセスと視認性を高めています。財団によると、大理石の象嵌細工は高度な3D加工技術を用いて製作され、熟練した職人の手作業で仕上げられています。

インスタレーションに描かれた寓話とインタラクションするために、来場者は時系列にとらわれない出来事、物語、形態、そしてアイデアを結びつけるよう促されます。ナレーターの声とイラストで提示される物語の各章は、インスタレーションに設置されたQRコードでリンクされています。

Apple Piazza Libertyは2018年のオープン以来、ミラノ中心部の公共広場の再活性化を目指し、野外コンサート、映画上映、地元アーティストによるライブToday at Appleセッションなどを開催してきた。 

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