
2013年3月~6月のオーディオルーティングに関する2つのストーリー
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iOS 7の新機能Inter-App Audioは、アプリ間のユニバーサルオーディオルーティングを導入します。
2013年6月12日午前8時38分(太平洋標準時)

今週のWWDC以降、AppleによるiOS 7とMavericksの再設計は大きな注目を集めており、当然のことながら、iOS 7にはこれまで語られていない重要な新機能がいくつか搭載されています。今朝は、iOS 7でハードウェアゲームコントローラーをよりスムーズに使用できるようになる新しいMFiゲームコントローラーフレームワークについてお伝えしましたが、今回のアップデートでもう一つ重要な新機能がアプリ間オーディオです。
基本的なアイデアはシンプルです。アプリ間オーディオにより、開発者は自身のアプリを他のアプリとの間でオーディオを送受信するための出力または入力として機能させることができます。実際、サードパーティ製のiOSアプリAudiobusを通じて、この機能は既にある程度利用可能です。しかし、Appleが開発者向けに提供する新しいアプリ間オーディオ機能により、アプリはAudiobusのようなサードパーティ製アプリを使わずにオーディオを送受信できるようになります。一見すると、Audiobusは時代遅れになるように見えますが、Appleが最近、自社のGarageBandアプリでサードパーティ製サービスのサポートを実装したばかりであることを考えると、これは興味深い動きです。いずれにせよ、今秋のiOS 7へのアップデートにより、iPhoneやiPadで音楽を作成したりオーディオを共有したりするための新たな可能性が数多く提供されることを意味します。
Inter-App Audio がどのように機能するかを調べるために Apple のドキュメントを調べ、また Audiobus にこれが彼らにとって何を意味するかについて話を聞きました。
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Apple、iOS向けGarageBandをアップデート、Audiobusのサポート、リージョンやノート編集のコントロール強化など

Appleは本日、iOS版GarageBandをアップデートし、バージョン1.4にアップデートしてAudiobusに対応しました。2012年12月にリリースされたAudiobusは、デベロッパーA Tasty Pixelが提供するiOSアプリで、「アプリ間オーディオルーティングシステム」と謳われています。Audiobusを使えば、サードパーティ製やAudiobus対応のシンセサイザー、ドラムマシン、エフェクト、オーディオ編集アプリなど、増え続ける様々なアプリからオーディオをルーティングし、他の対応マルチトラック編集アプリで同時に録音することができます。つまり、GarageBandユーザーはAudiobusを使って、他のAudiobus対応iOSアプリからGarageBandセッションにオーディオインストゥルメントやエフェクトをルーティングできるようになるということです。
Audiobusは、Audiobusアプリのサポート機能を統合したい開発者向けにSDKを提供しており、Cubasis、Animoog、Korgの多くのアプリ、JamUp、Loopy、そしてGarageBandなど、多くの人気音楽制作アプリが既に対応しています。Audiobus対応アプリの全リストは、こちらでご覧いただけます。Audiobusアプリは、GarageBand(4.99ドル)に加えて9.99ドルの追加料金がかかります。
本日のアップデートにおけるその他の改善点としては、編集時に領域の配置をより簡単に制御できるようにグリッドスナップをオフにする機能や、サードパーティ製のオーディオアクセサリに関する問題の修正などが含まれます。展開展開閉じる