Appleの直営店およびオンラインストア担当シニアバイスプレジデント、アンジェラ・アーレンツ氏は、直営店従業員向けの最新ビデオで、Apple直営店における法人向け販売の今後の統合強化と、Apple Watchの新学期セール戦略について説明しています。現在、Apple直営店を通じた中小企業向け販売は、主に少人数の専門スタッフが担当しています。アーレンツ氏は、法人のお客様により良い体験を提供するために、全従業員が法人向け販売を「自ら担う」ことを望んでいると述べています。

動画を見たApple直営店の従業員によると、アーレンツ氏は「2つの別々のチームを作らないようにしたい」と述べた。「今後3～4年間、法人営業はApple直営店にとって最大の成長原動力となる」と彼女は付け加えた。法人営業とApple直営店の統合をさらに深めることは、Appleのすべての小売チャネルを統合するというアーレンツ氏の「One Apple」アプローチに向けたさらなる一歩となる。今月初め、AppleはオンラインストアをメインのApple.comウェブサイトに組み込み、今週中に予約サービスについても同様の取り組みを行う予定だ。

アーレンツ氏は、ビジネス売上の向上について語り、店頭でApple Watchを披露し、Apple Musicを店頭でプロモーションするための「グローバルソリューションがまもなく登場する」と述べたほか、自身の子供たちとの個人的な経験を踏まえて、Apple Watchの新しい販売戦略を紹介した。アーレンツ氏は従業員に対し、Apple Watchは大型のiPhoneとは異なり、先生に見られずに教室で使用できるため、「今年の新学期に最も役立つアイテム」だと説明した。「先生たちはまだWatchに気付いていないと思います」とアーレンツ氏は述べ、販売員は生徒たちに「先生たちが先にApple Watchを使うように」と促すべきだと付け加えた。

Apple Watchは、これまでのところ学校や教師から様々な反応を得ています。この話題に関する記事の中には、このデバイスが授業中のメモの受け渡しや試験でのカンニングに利用される可能性があることを指摘するものもあります。例えば、一部の大学では試験中のApple Watchの着用を禁止している一方で、ペンシルベニア州立大学などの大学では、授業中にApple Watchが実際にどのようなメリットをもたらすかを研究しています。とはいえ、アーレンツ氏の主張は、悪意を持ってデバイスを使用するというよりも、学生にとっての利便性を根本的に重視しているようです。

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