AppleのAシリーズチップメーカーTSMCは、スマートフォンメーカーからの需要の高さを理由に、第3四半期の売上高が前年同期比10％以上増加し、好調だったと報告した。

同社は今年第4四半期の需要についても楽観的であり、来年の5Gスマートフォンによって需要が劇的に増加すると予想している。2020年は、Appleが初の5G対応iPhoneを発売すると予想される年だ…

ロイター通信は、TSMCがアナリストの予想を上回ったと報じている。

TSMCは、スマートフォンメーカーへの販売好調により、第3四半期純利益が13.5%増の1010億7000万台湾ドル（33億ドル）となり、2017年第1四半期以来最大の伸びを記録したと発表した。

リフィニティブのデータによると、この利益額はアナリスト20人の平均予想963億3000万台湾ドルと比較された。

売上高は10.7％増の94億ドルとなり、同社自身の予想である91億ドル～92億ドルを上回った。

スマートフォンメーカーからの売り上げは総収入の49％を占め、前年の45％から増加した。

同社は、この傾向が第4四半期も続くと予想しており、需要の増加に対応できるように生産能力への設備投資を増やしているという。

アップルのサプライヤーであるTSMCは木曜日、2019年の設備投資計画を最大50億ドル引き上げ、より高速なモバイルチップと新しいハイエンドスマートフォンへの強い需要により、第4四半期の売上高が約10％増加すると予測した。

「5Gスマートフォンの成長モメンタムは予想以上に強力だ。今年と来年に設備投資を増やす十分な理由がある」とTSMCの最高経営責任者（CEO）CC・ウェイ氏は、同社にとって2年以上ぶりの四半期利益の伸びを記録した後、決算説明会で語った。

魏氏は、TSMCが2020年の第5世代（5G）スマートフォン普及率の予測を、わずか6か月前の1桁台の予測から10％台半ばへとほぼ倍増させたと述べた。

このすべてがAppleのおかげというわけではありません。TSMCは複数のスマートフォンメーカー向けにチップを製造しており、第3四半期の好調な売上高の一部はHuaweiからの受注によるものです。Huaweiは米国の貿易制裁の影響を中国での販売増加で相殺することに成功しました。しかし、これらの数字はiPhone 11の好調な販売に関する複数の報道を裏付けるものでもあります。

2020年の売上について楽観的なのはTSMCのCEOだけではない。TF Securitiesのアナリスト、ミンチー・クオ氏とWedbush氏も、来年のiPhoneの売上について同様に好調な業績を予測している。

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