
ティム・クック氏が昨夜、環境保護庁(EPA)前長官のリサ・ジャクソン氏がアップルに入社し、環境責任の責任者となると発表したことを受けて、グリーンピースは声明を発表し、この採用は「大胆な動き」であり、「アップルをテクノロジー分野のトップ環境リーダーにする可能性がある」と述べた。
「Appleは、地球温暖化の原因となる有害廃棄物と汚染エネルギーという2つの課題と闘ってきた実績を持つ、リサ・ジャクソン氏を雇用するという大胆な決断を下しました。この2つは、Appleが成長を続ける中で直面する最大の課題です」と、グリーンピースのシニアITアナリスト、ゲイリー・クック氏は述べています。「ジャクソン氏は、Appleが自らの影響力を活かし、電力会社や政府に対し、Appleとアメリカが今まさに必要としているクリーンエネルギーの供給を働きかけることで、Appleをテクノロジー業界におけるトップの環境リーダーへと押し上げることができるでしょう。」
Appleは近年、グリーンピースから何度か圧力を受けており、iCloudサービスを「汚染物質を排出する石炭エネルギー」で稼働させていると非難したこともある。昨年、同団体が毎年発表する 「グリーンエレクトロニクスガイド」の第18回ランキングで、Appleは6位にランクダウンしたが、これは温室効果ガス排出量の報告、クリーンエネルギーの推進、有害化学物質の管理に関する詳細情報など、環境関連の多くの問題における透明性の欠如が理由だった。
ジャクソン氏は、クック氏の発表を受けてポリティコに宛てた声明の中で、「チームに参加できることを大変嬉しく思う」と述べ、アップルの環境への取り組みを継続していく考えを示した(下記)。
「Appleの環境への取り組みには非常に感銘を受けており、チームに参加できることを大変嬉しく思っています」とジャクソン氏はiPhoneを使ってPOLITICOにメールで語った。「Appleは、製品から有害物質を取り除き、データセンター計画に再生可能エネルギーを取り入れ、エレクトロニクス業界におけるエネルギー効率の水準を継続的に引き上げることで、イノベーションが真の進歩をもたらすことを示してきました」と彼女は続けた。「こうした取り組みを支援・推進していくとともに、将来的には環境保護に向けた新たな取り組みを主導していくことを楽しみにしています」
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