フェイスブックのCEO、マーク・ザッカーバーグ氏は、セキュリティとユーザー数の増加鈍化を非常に懸念しており、同社が戦争状態にあると考えていると幹部らに語ったと報じられている…

WSJ は、この宣言は今年初めに行われたが、社内で大きな混乱を引き起こしたため、詳細が漏洩したと伝えた。

マーク・ザッカーバーグ氏は今年初め、約50人の幹部を集め、フェイスブックは戦争状態にあり、それに応じて同社を率いていくつもりだと伝えた。

関係者によると、6月の会議で同氏は平時であれば幹部はよりゆっくりと行動し、重要な決定に全員が同意していることを確認することができると述べた。しかし、議員、投資家、そして憤慨したユーザーからFacebookが攻撃を受けている今、同氏はより断固とした行動を取る必要があったと関係者は述べている。

事情に詳しい関係者によると、ザッカーバーグ氏の新たなアプローチはフェイスブック上層部に前例のない混乱を引き起こし、複数の主要幹部が同社を去ったという。

特に、ザッカーバーグ氏は最高執行責任者のシェリル・サンドバーグ氏と衝突したと言われている。

このことは、サンドバーグ氏を含む、フェイスブックのコミュニケーションとポリシーを管理するチームに対して長年かなりの権限を握ってきた彼のトップ部下たちとの対立につながっている。

関係者によると、ザッカーバーグ氏は今春、調査会社ケンブリッジ・アナリティカがフェイスブック利用者の個人情報に不正アクセスし、それを政治調査に利用した事件をめぐる世間の騒動について、サンドバーグ氏とそのチームのせいだと語ったという。

サンドバーグ氏は後に友人らに、このやり取りに動揺し、自分の仕事について心配すべきかどうか迷ったと打ち明けた。

WhatsApp、Instagram、Oculus VRの共同創業者たちは、CEOとの対立が原因でFacebookを去ったと報道されている。今年に入ってから、合計で約12人の上級幹部が同社を去ったとされている。

Facebookは最近、いわゆる「反体制調査」会社を利用して、同社を攻撃しているとみられる人物を攻撃していたことが明らかになった。ザッカーバーグ氏とAppleのCEOティム・クック氏とのプライバシーをめぐる対立が、幹部社員のiPhone使用を禁止する原因になったという説さえあったが、同社はこれを部分的に否定している。

写真: Shutterstock

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