Appleに特化したモバイルデバイス管理システムのJamfは、Wanderaを4億ドルで買収したと発表した。これは同社にとってこれまでで最大の買収となる。

Wanderaは、モバイルデバイス向けのゼロトラストクラウドセキュリティとアクセスを提供しています。JamfはWanderaの買収により、リモートワーカーとオフィス勤務者の両方に向けたエンタープライズセキュリティの提供を拡大していきます。

JamfとWanderaは、ゼロトラストクラウドの未来を形作る巨大な市場機会を活用することができます。Appleエンタープライズ管理のリーダーと力を合わせることができ、大変嬉しく思います」と、WanderaのCEO兼共同創業者であるエルダー・トゥヴェイ氏は述べています。「Wanderaは、ゼロトラストの世界におけるセキュリティをシンプルにするために設立されました。Jamfとの統合により、卓越した使いやすさ、スピード、拡張性、信頼性を備えた、真に統合されたアクセスおよびセキュリティプラットフォームをお客様に提供できます。両社が協力することで、お客様は従業員がどこにいてもシームレスかつ安全につながり続けることができるようになります。」

JamfのCEO、ディーン・ヘイガー氏は次のように述べています。「Appleエンタープライズ管理をリードし、職場でApple製品を利用する組織の増加に最善のサービスを提供するためには、Jamfはユーザーの要望と企業の要件のギャップを埋める必要があります。WanderaとJamfの統合により、お客様はあらゆるAppleデバイスにわたる導入、アプリケーションライフサイクル管理、ポリシー、フィルタリング、セキュリティ機能を管理する単一ソースプラットフォームを利用でき、すべてのモバイルワーカーにゼロトラスト・ネットワークアクセスを提供できるようになります。」

Jamfは2021年第1四半期決算発表中にこの取引を発表しました。同四半期において、Jamfは以下の取り組みを行いました。

• 第1四半期の総収益は前年同期比34％増の8,120万ドル
• 第1四半期の経常収益は前年同期比37％増の7,490万ドルとなった。
• 2021年3月31日時点で、年間経常収益は前年比37％増の3億800万ドルとなった。

JamfのCEO、ディーン・ヘイガーは次のように述べています。「モバイルワーク、教育テクノロジー、デジタルヘルスといった現在のトレンドが、お客様への価値提案と業績の強化に引き続き寄与し、第1四半期は事業全体で力強い勢いとバランスの取れた成長を遂げました。今年は素晴らしいスタートを切りました。Wanderaの戦略的買収により、ゼロトラスト・ネットワークアクセスといった高度なセキュリティソリューションを含む、独自の包括的なプラットフォームを構築し、セキュリティ分野におけるリーダーシップをさらに強化していきます。Appleデバイス、データ、ユーザーを接続、管理、保護する、Appleファーストのエンタープライズソリューションをお客様に提供できることを大変嬉しく思います。」

Jamfは2021年第1四半期を、プラットフォーム上に2,180万台のAppleデバイスと5万人以上の顧客を抱えて終了しました。また、同四半期中にcmdSecurityの買収も完了しました。Jamfは2021年第2四半期の売上高を8,200万ドルから8,400万ドル、非GAAPベースの営業利益を550万ドルから650万ドルと予測しています。

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