公共の安全に関わる取り組みとして、国立気象局は竜巻、猛吹雪、ハリケーン、氷雨などの危険な気象現象の進路にいる人々にテキスト通知の送信を開始します。

Yahoo News（AP通信）によると、被災地域のスマートフォンユーザーに送信されるテキストメッセージは90文字未満で無料なので、登録は不要です。ユーザーがこのサービスを停止したい場合は、停止することも可能です。しかし、中西部では竜巻シーズン、南部ではハリケーンシーズンの真っ只中にある今、なぜ停止する人がいるのか理解できません。このサービスは本日Windows PhoneとAndroidデバイス向けに開始されましたが、iPhoneユーザーは（少なくともNWS経由では）アップデートが配信される秋まで待たなければなりません。

今月初めにiOS 6ベータ版ハンズオンを実施した際に確認したように、Appleは新OSに政府警報を組み込んでいます。iOS 6はiPhone 3GS、iPhone 4、iPhone 4S、iPod Touch 4G、iPad 2、そして新型iPadに対応しているため、多くのユーザーは問題なく利用できると思われます。政府警報では、NWS（国立気象局）経由の気象情報や、その他の公共安全に関するニュースが提供されます。

AT&T、Verizon Wireless、Sprint、T-Mobileはいずれもこのプログラムに登録しており、自社のデバイスの大半に気象警報を提供しています。Verizon、Sprint、T-Mobileは現在、全米でサービスを提供していますが、AT&Tはニューヨーク市、ワシントンD.C.、オレゴン州ポートランドでのみ利用可能です。しかし、AT&Tの広報担当者はAP通信に対し、今後さらに多くの地域にサービスを提供していく予定であることを確認しました。

このプログラムでは衛星測位は使用されていませんが、通信事業者4社が地元の基地局から、郡内の影響を受ける可能性のあるすべてのデバイスにアラートを送信します。アラートを受信できるスマートフォンには情報が表示されます。通知を受信できるデバイスの数は不明ですが、プロジェクトの広報担当者は「おそらく数百万台」になると述べています。iPhoneが今秋後半にiOS 6にアップグレードされるため、その数は大幅に増加する見込みです。

今日、全国的にレーダー上ではそれほど深刻な天候は確認されなかったため（猛暑が予想されただけで）、このシステムはおそらく使用されなかったでしょう。数週間後には、新しいシステムがどの地域に展開されているかが明らかになるでしょう。 おそらく、今後さらに多くのデバイスと地域が追加されていくでしょう。（The Vergeより）

画像はナショナルジオグラフィックより

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