アップルがオーストラリアのメルボルンに新たな「グローバル旗艦店」をオープンする計画を発表したとき、政府大臣と広場の元の建築家の両者から歓迎された。

ジョン・エレン観光大臣は、この店舗が「フェデレーション・スクエアに新たな息吹を吹き込む」と述べ、建築家のドナルド・ベイツ氏は、この開発は「この場所の当初の構想を尊重し、さらに発展させたもの」だと述べた。また、多くの人が景観を損なうと見ている既存の建物の解体も予定されている。

しかし、この計画に誰もが満足しているわけではない…

Business Insiderは、多くのTwitterユーザーが、現在は公共スペースであるものを民間企業に引き渡すという決定に疑問を抱いていると報じている。

ビクトリア州政府が、フェデレーションスクエアにあるメルボルンのランドマークビルの一つを取り壊し、アップルストア建設の計画を進めていることが、予想外の反発を招いている。住民、観光客、政治家らは、公共スペースの一部を20年間リースして多国籍企業に譲渡する行為を直ちに非難している。

2002年のオープン以来、容赦なく醜い建築物だとジョークを飛ばされ続けてきたにもかかわらず、メルボルンの中心部、ヤラ川沿い、フリンダースストリート駅の横にあるこのプラザにアップルが巨大な店舗を建設するのを許可する決定に対し、人々はこの決定を覆すよう求めている。

市の芸術・文化・遺産委員会の委員長は、この決定について何の協議も行われていないと述べた。

フェデレーション・スクエアのヤラ・ビルに代わる新しいアップルストアは、建築様式が根本的に異なり、文化・公共空間を商業空間へと転換するものです。しかも、ここは公共施設であるにもかかわらず、計画変更は既に公的な手続きを経ずに承認されています。pic.twitter.com/9JkfjRGgiL

— ローハン・レパート (@RohanLeppert) 2017 年 12 月 19 日

他のツイートでは、既存の建物を懐かしむ人はほとんどいないものの、公共スペースを店舗に譲渡すべきではないという意見が相次いでいる。

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