
AppleとAT&Tは、ニューズウィーク誌の記者カート・アイケンワルド氏に発作を誘発するツイートを送信したとみられる男の身元を特定した。The Vergeによると、当初は犯人の追跡は不可能と思われていたという。
理論上は完璧な設定だった。現金で購入したプリペイドSIMカードに匿名のTwitterアカウントを登録する。クレジットカードなどの身元を特定できる情報がアカウントに紐付けられていないため、ツイートを人間にたどり着くことは不可能だったはずだ…
Twitterは裁判所命令に応じ、アカウントに関する限定的な情報を公開したが、公開されたのは偽のメールアドレス、モバイルIPアドレス、そしてプリペイドアカウントに紐付けられた電話番号のみだった。次に捜査を進めたのはAT&Tだった。同社は加入者情報を持っていなかったものの、当初はわずかな手がかりに思えたものを提供した。
携帯通信会社は捜査官に対し、プリペイドSIMがiPhone 6で使用されていたと伝えることができました。携帯電話本体には識別情報はありませんでしたが、それでもAppleに対し、当該電話番号がApple IDに紐付けられたことがあるかどうかを問う裁判所命令を提出するには十分でした。Appleは紐付けがあったことを認め、警察に当該アカウントの詳細を提供しました。
この番号は、メリーランド州ソールズベリー在住のジョン・リヴェロ氏が所有する5年前のiCloudアカウントに紐付けられていました。このアカウント内のiMessageや写真の調査により、リヴェロ氏がアイケンワルド氏に興味を持っていたことを示す更なる証拠が見つかりました。
Appleが特定の電話番号とアカウントをいかに緊密に結び付けているかを考えると、このiCloudアカウントは特に危険です。ユーザーはアカウントの番号を手動で変更できないため、番号を関連付ける唯一の方法は、SIMカードをデバイスに物理的に挿入することです。
これは、非常に限られた情報を使ってハイテク探偵が行う魅力的な物語です。
写真: pcadvisor.co.uk
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