Appleは先月、Apple Watch向けの新しい睡眠時無呼吸検出機能を発表しました。この機能はiOS 18.1ベータ版を使用しているユーザーにはまだ利用できませんでした。しかし、iOS 18.1ベータ6では、ベータ版ソフトウェアを実行しているiPhoneとペアリングされた対応Apple Watchモデルで、ようやく睡眠時無呼吸検出が有効になりました。

Apple Watchで睡眠時無呼吸を検出

9to5Macが確認したように、iOS 18.1 ベータ6では睡眠時無呼吸症候群の検出機能が有効になります。iPhoneを最新のベータ版にアップデートすると、Watchアプリの睡眠設定に睡眠時無呼吸症候群の検出を有効にするオプションが表示されます。

ベータ版以外のiPhoneおよびApple Watchユーザーは既に睡眠時無呼吸検出機能をご利用いただけましたが、この機能はiOS 18.1ベータ版を実行しているユーザー向けに本日から利用可能になりました。もちろん、対応するApple Watchが必要です。この場合、睡眠時無呼吸検出機能はApple Watch Series 9以降およびApple Watch Ultra 2でご利用いただけます。

ただし、他の健康機能と同様に、各国の規制当局の承認が必要です。そのため、どこでも利用できるわけではありません。

この機能は、睡眠中の呼吸の乱れを検知できるApple Watchの加速度センサーに基づいています。この機能を使用するには、睡眠時無呼吸の通知を受け取る前に、数晩Apple Watchを装着する必要があります。Appleは以下のように説明しています。

睡眠は、人の心身の健康全般に影響を与えるため、健康において重要な領域です。睡眠時無呼吸症は、睡眠中に呼吸が一時的に停止し、十分な酸素が体内に供給されなくなる一般的な疾患です。この疾患は世界中で10億人以上に影響を与えていると推定されていますが、その多くは診断されていません。治療せずに放置すると、高血圧、2型糖尿病、心臓疾患のリスク増加など、長期的に深刻な健康被害をもたらす可能性があります。

呼吸障害は、Apple Watchの革新的な新指標です。加速度センサーを用いて、睡眠中の正常な呼吸パターンの中断に関連する手首の小さな動きを検出します。Apple Watchは30日ごとに呼吸障害データを分析し、中度から重度の睡眠時無呼吸の兆候が継続的に見られる場合、ユーザーに通知します。これにより、ユーザーは診断や治療の可能性など、今後の対応について医師に相談することができます。

Appleによると、Apple Watchの睡眠時無呼吸検出機能は現在150以上の国と地域で利用可能で、今後さらに拡大していく予定です。対応国の一覧はAppleのウェブサイトでご覧いただけます。

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