WhatsAppは独自の決済プラットフォーム「WhatsApp Pay」を提供しており、ユーザーはこれを使ってWhatsAppのチャット内で送金できます。インドとブラジルでプラットフォームを展開した後、メッセージングアプリWhatsAppはシンガポールの企業にもWhatsApp Payを展開しています。

WhatsApp Payがシンガポールで利用可能になりました

Metaが今週発表したように、シンガポールのWhatsAppユーザーは、メッセージングアプリを使って地元の商店に支払いができるようになりました。Metaは、顧客を別のオンラインプラットフォームや実店舗に誘導することなく、商店が商品を販売しやすくすることを目指しています。シンガポールでは、WhatsAppはStripeと提携し、独自の決済プラットフォームを立ち上げました。

「このシームレスで安全な体験は、ウェブサイトにアクセスしたり、アプリを切り替えたり、直接支払いをしたりすることなく、WhatsAppで売買したいと考えている個人や企業にとって画期的なものとなるだろう」と同社はプレスリリースで述べた。

チェックアウトプロセス全体はWhatsApp内で行われ、顧客と販売者の両方が即座に支払い確認を受け取ります。顧客はVisa、MasterCard、American Expressのクレジットカードまたはデビットカード、あるいは現地の決済システムであるPayNowで支払うことができます。Metaは、今後もStripeとの連携を継続し、より多くの決済方法を追加していく予定です。

現在、WhatsApp Payはシンガポールの一部の加盟店で利用可能です。Metaによると、このサービスを顧客に提供することに関心のある企業は、ビジネスソリューションプロバイダー（BSP）と提携して、WhatsApp Business Platformでこの機能を有効化することができます。

ピアツーピア決済

WhatsApp Payは、ビジネスでの決済に加え、個人間の送金にも利用できます。ただし、この機能は現時点ではインドとブラジルでのみ利用可能です。iMessageユーザー向けのApple Cashと同様に機能しますが、Apple Cashは米国でのみ利用可能です。WhatsApp Payが他の国でも利用可能になる時期は未定です。

Metaのメッセージングアプリのユーザー数は現在20億人を超えており、MetaがWhatsApp Payをできるだけ早くさらに多くの国に拡大することに大きな関心を持っていることは明らかです。

サポートされている地域で WhatsApp Pay にアクセスするには、お使いの携帯電話に最新バージョンの WhatsApp がインストールされていることを確認してください。

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