ロイター通信は今年初め、AppleのAirTagアイテムトラッカーを用いたダウ社とシンガポール政府の不正なリサイクル慣行を暴露する優れた記事を掲載しました。同様に、ジャーナリストのパメラ・セルデイラ氏は、今年初めにトルコを襲った壊滅的な地震への支援としてメキシコからトルコに送られるはずだった寄付金をAirTagで追跡した動画を公開しました。

寄付金はメキシコ政府によって集められましたが、トルコには届かず、メキシコシティから出ることさえなかったことが判明しました。

YouTubeに投稿された動画の中で、セルデイラさんは、メキシコシティにあるトルコへの物資を集めるための寄付センターに、米1袋とトイレットペーパー1箱を寄付したと説明しています。しかし、寄付した際に、最終的にトルコに届くかどうか不安だったため、両方の物資にエアタグを付けました。

「探す」アプリで寄付品が約束通りトルコに届かないことが明らかになったため、セルデイラはメキシコシティまで出向き、品物を探し出した。「探す」アプリによると、寄付品は2つに分かれていたが、どちらも約束通りトルコには届けられていなかった。

セルデイラさんは「探す」アプリを使って、寄付された2つの品物が別々の市場に集まり、そこで販売業者によって転売されていることを発見しました。彼女は「探す」アプリで表示された米の袋の場所へ行きましたが、建物内への立ち入りは許可されませんでした。その後、トイレットペーパーのパッケージが置いてあった市場へ行き、「精密検索」を使ってその場所を特定し、転売されていることを確認しました。

これがメキシコで行われた寄付金に広く見られる結果であるかどうかはまだ不明である。しかし、政府当局はセルデイラ氏の調査結果を調査することを約束した。

これは、エアタグの汎用性を示すもう一つの例です。このような事例以外にも、エアタグは盗難車や盗難金、そしてもちろん鍵などの日用品の追跡にも使用されています。

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