新たに公開された特許出願には、Apple Watch による発汗測定の方法が記載されており、運動選手に有用なデータを提供するとともに、運動後の水分摂取をガイドできる可能性がある。

この特許では、モーションセンサーが着用者が運動していることを示唆すると、発汗測定が自動的に開始される仕組みについて説明されている。

なぜ発汗量を測るのですか?

発汗測定は様々な用途に用いられます。例えば、路上で飲酒検査を行う際に使用されるアルコール検知器は、水蒸気中に含まれるアルコール量を測定し、血中アルコール濃度の優れた指標となります。

汗を通して体内の他の物質の濃度を測定する医療検査もあります。例えば、汗中の塩化物濃度の測定は、嚢胞性線維症の診断におけるゴールドテストと考えられています。

しかし、より日常的なレベルでは、発汗量だけでも体力に関するデータが得られます。発汗は体力の低下の兆候だと誤解する人もいますが、研究によると、体力が向上すると最大酸素摂取量が増加し、体がより激しく働くため、平均よりも早く、より激しく発汗することが分かっています。汗腺もフィットネスプログラムによって鍛えられ、時間の経過とともに効率が高まります。その結果、より多くの汗をかくことができるようになり、激しい運動中でも涼しく過ごせるようになります。

（太りすぎの人は、同じ運動レベルであってもより多くの汗をかきますが、それは体がより大きな質量を動かすためにより多くの仕事をしているからです。これは体重によるもので、体力によるものではありません。）

運動中や運動後に適切に水分補給できるように、発汗による水分損失を測定することも役立ちます。

Apple Watchの汗測定

Apple の特許出願 ( Patently Appleが発見) には、イラストから明らかに Apple Watch であることが分かる「ウェアラブルデバイス」に汗測定機能を追加する方法が説明されている。

実施形態は、ユーザの発汗量を測定するための装置、システム、および方法に関する。いくつかの実施形態では、装置は、皮膚に面する外面に配置された第１および第２の電極を有する発汗センサを備え得る。静電容量回路は、電極間の静電容量を測定し、これを用いて発汗量を算出することができる。いくつかの実施形態では、装置は、一方または両方の電極が少なくとも部分的に空洞内に延びるように空洞を画定する。他の実施形態は第２の発汗センサを備え、第２の発汗センサからの測定値を用いて発汗量を算出することができる。

ここで、いつもの免責事項を付け加えておきます。Appleは数多くの特許を取得していますが、製品化されるのはそのうちのごく一部です。現在、Appleは既存のApple Watchセンサー機能を維持するのに苦労しているところです…

UnsplashのChander Rによる写真

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