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ニュアンスは、噂されているSiri搭載のApple HDTVに先駆けて、音声制御プラットフォーム「Dragon TV」を発表した。
2012年1月9日午前9時37分(太平洋標準時)

現在iPhone 4Sに搭載されているAppleのSiriに音声認識機能を提供しているNuance社が、(TechCrunch経由で)「Dragon TV」という新しい音声制御テレビプラットフォームをリリースすると発表した。Appleは当然ながら、噂のAppleブランドHDTVにSiriのような音声機能を搭載すると見込まれているが、Dragon TVは、ユーザーが「チャンネル番号、放送局名、番組名や映画名を話すことでコンテンツを検索できる」プラットフォームでAppleに先んじている。
Nuance Communications Inc.(NASDAQ: NUAN)は本日、テレビ、デバイス、セットトップボックスのOEMおよびサービス事業者向けの独自の音声・自然言語理解プラットフォーム「Dragon TV」を発表しました。Dragon TVは、現代のデジタルリビングルームにおける番組、映画、コンテンツの検索とアクセスを、消費者にとって簡単かつ楽しいものにします。
Nuanceは、プラットフォーム上で利用可能な音声制御コマンドの種類について、「PBSへ移動」や「ヴィンス・ヴォーン出演のコメディを探して」といった例をいくつか挙げましたが、ユーザーのコマンドは「事実上あらゆるもの」を含む可能性があります。同社はまた、このプラットフォームにメール、Twitter、メッセージング、Skype、Facebookといったソーシャル機能やメッセージング機能も搭載すると発表しました。これらの機能も音声制御が可能になり、ユーザーは「ジュリーにメッセージを送信して、『今週末も『オールド・スクール』がTBSで放送される。とても楽しみだ』」といった音声コマンドを使用できます。
プレスリリースによると、Dragon TVプラットフォームは既にテレビおよびデバイスOEM向けに提供されており、「主要なテレビ、セットトップボックス、リモコン、アプリケーションプラットフォーム」をサポートしています。具体的なプラットフォームについては、プレスリリースではLinux、Android、iOSが挙げられています。もちろん、Dragon TVプラットフォームで使用されている技術が、Apple TVデバイス向けのSiriに採用される可能性も考えられます。
Nuance Mobileの上級副社長兼ゼネラルマネージャーのマイク・トンプソン氏は、この発表に関して次のように述べています。
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