先月のサプライチェーンレポートでは、来年の主力iPhoneに常時表示ディスプレイが搭載される可能性が指摘され、続くレポートでは同じスクリーン技術によってProMotionも実現される可能性が示唆されている。

どちらの報道も、LGがApple Watch Series 5で現在使用されているものと同じタイプのOLEDパネルをiPhoneに提供すると示唆している。

先月のレポートでは、LGが来年のProモデルのiPhone向けにLTPOスクリーンを製造する予定であると説明されていました。

LGディスプレイは、アップル専用の有機発光ダイオード（OLED）パネル工場の生産ラインを拡大する予定だとTheElecが報じた。[…] LGディスプレイは、低温多結晶酸化物（LPTO）薄膜トランジスタ（TFT）装置を導入する計画だ[…]

Appleは、来年発売される上位モデルのiPhoneにLTPO TFTを採用する計画です。これまでは低温多結晶シリコン（LTPS）TFTプロセスを採用していましたが、酸化物TFTプロセスが追加され、LPTO TFTとなります。

LTPOパネルは可変リフレッシュレートを可能にします。リフレッシュレートを極めて低いレートに下げることで消費電力が大幅に削減され、Apple Watch Series 5の常時表示ディスプレイが実現します。

一方、リフレッシュ レートは 120Hz まで高められ、非常に応答性が高くスムーズなグラフィックスが実現される可能性があり、TheElecの今日のレポートではそれが期待できると述べられています。

来年のiPhone 13に使われるOLEDパネルは、iPhone 12に使われたものと比べて、より技術的に高度なものになるだろう。

来年発売される4モデルのうち2モデルは、低温多結晶酸化物（LPTO）薄膜トランジスタ（TFT）を採用します。LPTO技術は、画面のリフレッシュレートを120Hzにするために不可欠です。また、4モデルすべてにオンセルタッチスクリーンが搭載されます。

AppleがProMotionと名付けた120Hzディスプレイは、iPad ProモデルとiPad Airを区別する特徴の1つです。

ただし、いくつか注意点があります。まず、iPhoneにProMotionディスプレイが搭載されるという噂は今回が初めてではありません。iPhone 12 Proについても同様の噂が流れていましたが、もちろん誤りであることが判明しました。次に、LPTOディスプレイは何らかの常時表示ディスプレイの可能性を示唆しますが、Appleが必ずその機能を搭載するとは限りません。Apple Watch Series 4にもLTPOディスプレイが搭載されていますが、Appleは常時表示ディスプレイの搭載を見送りました。

画像: EverythingAppleProによるiPhone 13のコンセプト

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