今週初めの Apple TV レポートに続き、iUpdate と The Verifier は、watchOS 7 と Apple Watch に今後加えられる可能性のある変更についてレポートしています。

最も興味深いのは、Appleが現在、Apple WatchにTouch IDによる指紋認証ロック解除機能を追加するために2つの異なるアプローチを検討していると報じられている点です。1つは、指紋センサーをデジタルクラウンに統合する方法です。もう1つ（よりクールな方法）は、画面の下に指紋センサーを追加する方法です。The VerifierはSeries 7（2021）の機能になると予想しており、これが今年中に実現するかどうかは不明です。

現在、Apple Watchには生体認証オプションがありません。代わりに、ユーザーは初めてApple Watchを腕に装着する際にPINコードを入力する必要があります。Apple Watchは腕から外れたことを検出すると自動的にロックされます。また、ペアリングしたiPhoneのロック解除時にApple Watchも自動的にロック解除するように設定することもできます。

これによりPINコードを入力する回数が減り、Touch IDはスマートフォンに比べて時計ではそれほど重要ではなくなります。とはいえ、リューズまたは画面上のTouch IDがあれば便利だと思います。

AppleがFace IDの代替として、iPhoneに画面内指紋センサーを採用するという噂はしばらく前から流れていました。しかし、現時点ではiPhone 12のどのモデルにもTouch IDが搭載されるとは予想されていません。

また、ミンチー・クオ氏のようなアナリストは、Apple が将来の低価格帯の iPhone の電源ボタンに指紋センサーを追加することを検討しており、これにより同社は高価な TrueDepth カメラシステムを組み込まなくてもフルスクリーンのデバイスを提供できるようになると示唆しているという。

ボタン式のアプローチは、Apple Watchのリューズに指紋センサーを追加するのとほぼ同じです。しかし、実際にそれを実現するには、独自の課題があります。現在、リューズは心電図機能を有効にするために使用されているからです。Apple Watch Series 4で心電図機能が追加されて以来、リューズのフェイスプレートはチタン製の電極で覆われています。Appleがどのようにしてそこに静電容量式指紋センサーを追加できるのかは明らかではありません。

このレポートは、Touch ID以外にも、watchOS 7で血中酸素センサーと睡眠追跡がApple Watchに搭載されるという9to5Macの報道を裏付けている。また、Siriの機能も改善され、システムUIも大幅に刷新されるとのことだ。

しかし、The Verifier によると、Apple Watch Series 2 (2016年発売) は watchOS 7 にアップデートできないとのこと。おそらくこれは、Apple Watch Series 1 も Series 2 と同じデュアルコアプロセッサを搭載し、同時に発売されたため、アップデートできないことを意味すると思われます。

Verifierは、今年中に時計本体のハードウェアに大きな変更はないと予想しています。AppleはWi-Fi 6やバッテリー寿命の延長といった小規模な機能を追加する可能性はありますが、デバイスの全体的な工業デザインは変わらないはずです。Bloombergは、睡眠トラッキング機能は既存の時計とは互換性がないと報じています。もしこれが事実であれば、睡眠トラッキングはApple Watch Series 6の目玉機能となるでしょう。

Appleは6月のWWDC基調講演でwatchOS 7を正式に発表すると予想されます。今年のWWDCはオンラインのみで開催され、基調講演の正確な日程はまだ発表されていません。次世代のApple Watchハードウェアは秋に発売される予定です。

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