Appleが仮想現実（VR）分野でどのような役割を果たすべきかについては、長らく議論されてきましたが、本日、ある大手VR企業がApple全体について発言しました。サンフランシスコで開催されたMicrosoft Windows 10 ShowcaseでShackNewsの取材に応じたOculus VRの創業者パーマー・ラッキー氏は、OculusプラットフォームがMac OS Xをサポートする可能性について質問され、それはAppleが「良いコンピューターをリリースするかどうか」にかかっていると答えました。

「それはApple次第です。もしAppleが良いコンピューターをリリースしたら、私たちもそれを採用します」とラッキー氏は説明した。ラッキー氏の言う「良いコンピューター」の定義は、グラフィック性能に重点を置いているようだ。これは明らかにOculus Riftを使う上で重要な要素だ。

ラッキー氏は、AppleはOculusが推奨する仕様を満たすのに十分なグラフィック性能を備えたMacを提供していないと説明した。「最上位」のAMD FirePro D700を搭載したMac Proでさえ、Oculus Riftを動作させるのに十分な性能を備えていないとラッキー氏は述べた。

結局のところ、AppleはハイエンドGPUを優先していないのです。最上位のAMD FirePro D700を搭載した6,000ドルのMac Proを買っても、私たちの推奨スペックを満たしていません。もしAppleがかつてのようにハイエンドGPUを優先してくれるなら、私たちもMacを喜んでサポートするでしょう。

ラッキー氏はそこで止まらなかった。彼はさらに、「それをサポートするマシンは1台もない」という事実を繰り返し強調した。MacユーザーはOculus Riftを使いたいかもしれないが、「世の中にあるソフトウェアの大部分を実行できるユーザー層が存在しない」と認めている。

Oculus Riftは当初Macに対応する予定でしたが、約1年前に開発が中断されたことを覚えている方もいるかもしれません。当時、OculusはWindowsユーザーに高品質な体験を提供することに注力したいと述べていましたが、いずれMac向けの開発も再開したいとしていました。

Oculus Riftバーチャルリアリティビューアーは現在599ドルで予約受付中で、7月中に出荷予定です。Luckey氏のコメントは以下から動画でご覧いただけます。

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