ブリティッシュコロンビア州で立ち往生したハイカーグループは、Appleの衛星経由緊急SOS機能のおかげで助けを求めることができたと感謝している。CBCの報道によると、ハイカーたちは山火事が近づき始めた後に氷河に取り残され、状況は非常に悪化したため、救急隊員は救助活動を断念せざるを得なかったという。

4人のハイカーは、ケロウナの東約390キロにあるマクベス氷原で立ち往生していました。キャンプ中に風が強まり、山火事が近づいてきました。

「テントに燃えさしが落ちてきたので、彼らは命からがら逃げました」と、カスロ捜索救助隊のマネージャー、マーク・ジェニングス＝ベイツ氏は語った。「まるで戦場のようでした。ヘリコプターがそこに到着できたのは本当に幸運でした。救助活動を断念せざるを得なかったほどです。」

ジェニングス＝ベイツ氏によると、4人のハイカーにとって唯一の通信手段は、Appleの衛星経由緊急SOS機能だった。この機能を使ってテキストメッセージを送信し、緊急救助隊員に位置情報を共有することができた。救助隊は、ハイカーを見つけるためにヘリコプターで「迫り来る山火事の近くの濃い煙の中」を進まなければならなかった。

「尾根をこっそり越えて、携帯電話の信号が示すまさにその場所で彼らを見つけることができました。これは本当に珍しいことで、とても満足しています」と彼は説明した。「この時、彼らの携帯電話は文字通り命を救ったのです。」

衛星経由の緊急SOSは、携帯電話やWi-Fiの電波が届かない場所でも緊急サービスにメッセージを送信できます。また、衛星接続は「探す」機能を使って友人や家族と位置情報を共有する際にも利用できます。衛星との接続には時間がかかるため、iPhoneが信号を探している間、事前に設定されたいくつかの質問を尋ねます。

iOS 18で登場する新機能

今秋に全ユーザー向けにリリースされるiOS 18では、緊急SOSと衛星通信機能がさらに強化されます。まず、iOS 18では衛星経由のメッセージ機能が導入されます。この機能により、メッセージアプリで最寄りの衛星への接続が自動的に促され、iMessageやSMS経由でテキスト、絵文字、Tapbackを送受信できるようになります。

また、緊急SOSライブビデオは、ユーザーがストリーミングビデオや録画メディアを緊急通報オペレーターと共有できる新機能です。「緊急通報中に、参加している緊急通報オペレーターは、ユーザーにライブビデオやカメラロールのメディアを安全な接続経由で共有するようリクエストを送信できます。これにより、より簡単かつ迅速に救助を要請できるようになります」とAppleは説明しています。

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