米国顧客満足度指数（ACSI）が、米国におけるPCとタブレットの満足度に関する年次調査を発表しました。AppleはSamsungを僅差で抑え、iPadとMacで再びPCとタブレットの消費者から最高の評価を得ました。しかし、Appleが頻繁に発表している顧客満足度スコアと比較すると、これらのスコアは著しく低いです。

PCおよびタブレット市場全体の顧客満足度は、ACSIの報告によると、米国では昨年と同じく78/100で横ばいでした。注目すべきは、デスクトップが80点で最も高く、次いでタブレットが78点、ノートパソコンが77点と僅差で続いていることです。

AppleはiPadとMacで同調査で最高の満足度を維持したものの、今年は総合スコア82/100で1ポイントを失い、Samsungは総合スコア81/100で同点にわずかに届かなかった。これは、春に実施されたACSIのスマートフォンに関する調査とも一致しており、iPhoneが同じく82点でトップとなった。興味深いのは、Appleは自社製品の顧客満足度スコアが90点台後半だとよく自慢するが、ACSIの調査ではiPadとMacは歴史的に80点台と評価されていることだ。2013年は、過去10年間の同調査でAppleが獲得した最高スコアの1つで、87/100だった。

ACSIは今回、長年にわたる調査でAppleとSamsungの順位が極めて接近しており、Appleはデザインで最高得点を獲得し、Samsungは価値で最高得点を獲得したと指摘した。

AppleとSamsungは過去5年間、顧客満足度において高い水準を維持し、その差はわずか1ポイントでした。Appleは顧客体験全般において競合他社を圧倒し続けており、デザインでは最高評価を獲得しています。Samsungはコストパフォーマンスにおいて際立っており、全PCメーカーの中でクラス最高の評価を得ています。

Appleは6月四半期にMacの売上高が20%増、iPadの売上が30%増と、非常に好調な業績を残しました。ACSIによるこのPC調査は2019年7月から2020年6月にかけて実施されたため、iPadとMacの売上の最近の伸びが、来年のACSI調査でAppleの満足度評価を90％台に押し上げる可能性があるかどうか、注目されるところです。

Amazonは昨年3位でしたが、今回は78/100でAcerと同順位となりました。Asus、Dell、HPなど、その他の競合企業はいずれも75～77位にランクインしました。

ACSI が PC とタブレットの満足度をランク付けしたカテゴリは次のとおりです。

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