Adobe は本日、ベータ版の 6 か月以上を経て、ついに Premiere Pro が M1 Mac でネイティブ実行できるようになり、Intel ベースの Mac よりも最大 80% 高速なパフォーマンスを実現したことを発表しました。

このアップデートには、Media EncoderとCharacter AnimatorのM1サポートも含まれています。Premiere RushとAuditionはそれぞれ4月と5月にM1サポートを開始しましたが、After Effectsは今年後半にM1サポートのパブリックベータ版をリリースする予定です。

Adobe は、M1 Mac 上の Premiere Pro は同等の Intel Mac よりも最大 80% 高速であると説明しています。

Premiere ProとAdobeのビデオアプリケーションにより、編集者やコンテンツクリエイターは最新のMacハードウェアを活用し、変化の激しい世界に対応できます。MacはM1をネイティブサポートしているため、Premiere Proは同等のIntelベースMacと比較して約80%高速に動作します。ユーザーがM1搭載Macにアップグレードすると、Premiere Proもすぐに対応できます。7月のリリースでは、Premiere Proに加え、Media EncoderとCharacter AnimatorのM1サポートも含まれています。Premiere RushとAuditionはそれぞれ4月と5月にM1サポートを開始しました。また、After EffectsのM1サポートは、今年後半にパブリックベータ版で導入される予定です。Dynamic Linkやモーショングラフィックステンプレートなど、Premiere Pro内のAfter Effects統合機能は、すでにM1搭載Mac向けに最適化されています。

Adobe は Premiere Pro 15.4 で新しいテキストおよびグラフィック機能を導入し、ストーリーテラーにタイトルやキャプション用のよりクリエイティブなツールを提供します。

本日リリースされる新機能は「音声テキスト変換」です。Adobeによると、この機能は「キャプション付き動画を新たなスタンダードにするために必要なすべてのツールをクリエイターに提供します」とのことです。

注目を集める市場において、字幕の価値は議論の余地がありません。調査によると、視聴者は字幕付きの動画をより長く視聴し、広告を含むコンテンツをよりよく記憶することが分かっています。SRTなどの関連する文字起こしファイル付きの動画は、SEOで発見されやすいため、検索結果で上位に表示されます。字幕は動画のアクセシビリティにも役立ちます。世界では5人に1人が何らかの聴覚障害を抱えています。現代のクリエイターは動画に字幕を付けることの重要性を認識していますが、そのプロセスは面倒で時間がかかり、編集者は手動で字幕を作成するか、様々なサービスやアプリケーションを使い分ける必要がありました。

Pfeiffer の新しいレポートによると、Speech to Text と Premiere Pro の新しいキャプション ワークフローを使用すると、5 分間のビデオの文字起こしとキャプションの作成に必要な時間が 75% 削減され、編集者は 52 分を節約できます。

Adobeは、ビデオシーケンスの検索とナビゲーションに新たな方法を導入しました。例えば、テキストパネル内の単語をダブルクリックすると、Premiere Proのタイムライン上のその位置に再生ヘッドが移動します。

Speech to Textは13言語に対応しており、Premiere ProまたはCreative Cloudコンプリートプランのサブスクリプションで追加料金なしでご利用いただけます。Premiere Pro 15.4の詳細については、こちらをご覧ください。

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