AppleはiOS 9で、2つのiPadアプリを並べて表示できる新機能「Slide Over」を発表しました。この機能は9to5MacによってiOS 8向けに開発中と報じられましたが、最終的には未完成のため中止されました。これより以前、同じ機能が新しいOS X El Capitanのフルスクリーンアプリ向けに導入されていました。

この機能には、新しいアプリスイッチャーが付属しており、iPhoneアプリの幅で動作するアプリをiPadサイズのアプリと並べて素早くスワイプできます。また、iPadサイズのアプリを並べて表示するビューに切り替えることもできますが、これはiPad Air 2のみで利用可能です。

ユーザーは、受信した通知をタップすることで、他のアプリで作業しながらビデオを縮小して視聴することもできる。

iOS 8のAuto LayoutとSize Classesを使用して開発されたアプリは、既にこの機能のほとんどに対応しています。iPad miniの最新2機種とiPad Airの両モデルは、画面上に1つの小さなアプリを表示する「Slide Over」機能をサポートしますが、前述の通り、マルチタスク機能を完全に利用できるのはiPad Air 2のみです。

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