大統領のツイートによると、Appleは新型Mac Proに関していかなる関税免除も受けられないという。

2013年モデルのMac Proは米国で製造されていましたが、新型「チーズグレーター」2019年モデルのMac Proは中国で製造・組み立てされる予定です。Appleがトランプ政権にMac Pro部品への関税免除を要請したと報じられていましたが、どうやら却下されたようです。

ウォール・ストリート・ジャーナルは以前、Appleが新型Mac Proの組み立てで中国のQuanta社と契約を結んだと報じていました。トランプ政権が米国製造業の振興に積極的であることは明らかです。このツイートはそれを如実に示しています。「米国で製造すれば関税はかからない！」

Appleは、2013年の発売当時、製品の国内製造を促進するよう政治的な圧力を受けていたため、2013年モデルの「ゴミ箱」Mac Proが米国で組み立てられたことを大々的に宣伝しました。2013年モデルのMac Proはテキサス州の工場で製造されていましたが、米国における生産インフラの不足により、Appleは数々の問題に直面していたことが広く報道されています。例えば、ネジ部品1つ分の調達ができなかったためにMac Proの発売が遅れたというケースもありました。

https://twitter.com/realDonaldTrump/status/1154755462925099008

Appleの状況は、米中貿易戦争の影響で複雑化しており、中国で製造されたMacに高額な関税を課さざるを得ない状況にあります。Mac Proの価格は6,000ドルからで、ハイエンドモデルは50,000ドルを超えると予想されています。最大25%の関税は、絶対額で考えるとかなりの額に相当します。

アップルの関税免除要請は却下されたばかりか、大統領がツイートするなど、広報面で大きな混乱を招いています。アップルは6,000ドルのMac Proベースモデル以外の価格をまだ発表していませんが、関税免除が実際に得られない場合、社内価格表はおそらく引き上げられるでしょう。

Mac Proは今年秋に発売される予定。

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