フォルクスワーゲンのデザイン責任者、クラウス・ビショフ氏は、同社は上記のIDコンセプトを超えて将来の電気自動車のデザインを導くためにアップルのアプローチを採用していると語った。

ビショフ氏は、Apple のデザインには純粋さ、明快さ、そして意義があると語った。

ロイター通信は、短いインタビューと思われる発言を報じている。

私たちは現在、電動化時代に向けてフォルクスワーゲンの価値観を再定義しています。目指すのは、可能な限り意義深く、純粋で、明快であること、そして全く新しいアーキテクチャを視覚化することです。

これが何を意味するのかは、3月5日から7日まで開催されるジュネーブモーターショーでVWがEVの設計方向に関する「初期ガイダンス」と称するものを発表するときにわかるはずだ。

ロイターのアンドレアス・クレマー記者は、VWはこれまで電気自動車の開発で他のメーカーに遅れをとっていたが、欧州と中国で排ガス規制が厳しくなったことで、VWは対応を迫られていると指摘している。

VWは2022年までにグループ全体でEV、自動運転技術、デジタルモビリティ事業に340億ユーロ（424億5000万ドル）を投資することを約束した。

同名の中核ブランドだけでも、IDハッチバック、ID Crozzクロスオーバー、ID Buzzマイクロバスなど20以上の純粋なバッテリー駆動モデルを支えるように設計されたMEBと呼ばれる新しいモジュラープラットフォームに60億ユーロを費やす予定です。

ビショフ氏は、今がVWでの25年間の歴史の中で最もエキサイティングな時期だと語った。

昔はすべてが非常に中央集権化されていて、成功への道筋には非常に狭い境界線が設けられていました。今は私のキャリアの中で最もエキサイティングな時期です。なぜなら、以前はそうではなかったことをやらせてもらえるからです。

フォルクスワーゲンは以前、iPadをインフォテインメントセンターとして使う電気自動車VWバスのコンセプトカーを発表しており、2022年に生産開始予定とされている。同社は最近、ドイツのザクセン州にある主要生産拠点で1日あたり1,500台の電気自動車を生産する計画であると発表した。

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