バードウォッチングアーカイブc

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バードウォッチャーはiPhoneアプリの「非倫理的」かつ「危険」な使用に神経質になっている

ベン・ラブジョイのアバター 2014年1月3日午前4時4分(太平洋標準時)

スクリーンショット: http://blog.nature.org

参加者間で対立や激しい言葉が飛び交いそうな趣味といえば、バードウォッチングはすぐには思い浮かばないかもしれません。しかし、ウォール・ストリート ・ジャーナル紙によると、バードウォッチャーによるiPhoneアプリの利用がまさにその状況を生み出しているそうです。新しいタイプのバードウォッチャーたちは、鳥のさえずりを再生するiPhoneアプリを使って、隠れている鳥たちを誘い出そうとしているのです。

デジタルフィールドガイドと、そこに収録されている鳥の鳴き声の録音のおかげで、スマートフォンと、時にはポータブルスピーカーさえあれば、誰でもバードウォッチングを手軽に楽しめるようになったため、本来なら平和な趣味であるバードウォッチングが紛争に巻き込まれている。長年、静かに、辛抱強く屋外で待ち、専門書を熱心に研究することで得られる成果であるバードウォッチングという趣味において、こうした使いやすい(あるいは悪用する)アプリに頼っているバードウォッチャーに対する深い憤りが広がっている。

アメリカ野鳥観察協会は、スマートフォンの使用に対処するために「頻繁に引用される野鳥観察倫理規定の大幅な改訂」を検討している模様で、全米オーデュボン協会もこの件に関して「包括的な方針」を計画している。

鳴き声の再生を縄張りへの脅威と捉えると、鳥はストレスを感じる可能性があるという意見もある。捕食者が待ち伏せしている可能性もある。また、鳥が生息地から去ったり、鳴き声に反応しなくなったりすることもあり、科学者たちはこれらの事実が鳥を不安にさせていると指摘する。

「アイガジェットは鳥について何も知らない人にとっては非常に危険です」と熱心な野鳥観察者のハイディ・トゥルーデルさんは言う。

これから、編み物のパターン作成に iPad を使うことに賛成する人、反対する人の間で、編み針をめぐる激しい戦いの話が聞けるのではないかと期待しています…