連邦通信委員会（FCC）の新委員長、ジュリアス・ジェナコウスキー氏は、就任してまだ1か月しか経っていないが、決して怠け者ではない。ハイテクに精通した消費者擁護の運動家で、競争と革新の文化を育てたいと考えている。しかも、iPhoneユーザーでもある。

おそらくこれが、ジェナコウスキー氏がアップルによるグーグルボイスアプリの却下に対して迅速に行動を起こした理由だろう。AT&Tがこの主張を否定したにもかかわらず、ほとんどの評論家は依然、このアプリがApp Storeで受け入れられなかったのは、ユーザーがグーグルを使って通話できるため、AT&Tのネットワークを迂回し、同社の収益に影響を及ぼすからだと信じている。

理由が何であれ、FCC がそのアプリの却下に関する調査を続行する決意をしていることから、ジェナコウスキー氏は Apple の敵ではない。実際、GigaOM が本日公開したインタビューで明らかにしたように、同氏は iPhone を好んでいる。

「iPhoneは持っています。使っていますよ」と彼は認めつつ、「実はもうずっとBlackBerryを使っていました。でも今はBlackBerryとiPhoneの両方を持っていて、両方使っています。ただ、ポケットがもっと多い新しいズボンが欲しいですね」と付け加えた。

ジェナコウスキー氏は、iPhoneをますます活用していることを認めている。おそらく、これまで弁護士を多用してきた規制当局の要職に就いてほしいエンジニア、科学者、起業家たちに電話をかけるためだろう。

iPhoneの話はさておき、長文のインタビューは一見の価値があります。今世紀における規制とそのニーズの変化について、そして彼がFCCをかつてのかなり衰退した状態から、米国政府機関のあり方を示す模範となる存在へとどのように変革させようとしているかについて、多くのことが語られています。

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