
タグ・ホイヤーのCEOは本日、CNBCに対し、アップルが同社のセールスディレクターの1人を採用したと明かした。しかし、同社はこの「ディレクター」の名前や具体的な役職については公表していない。アップルの採用に詳しい情報筋は、クパティーノに拠点を置く同社が先月末にパトリック・プルニオー氏を採用したことを確認した。プルニオー氏はただの「セールスディレクター」ではない。彼はセールス・リテール担当副社長を務めていた人物で、タグ・ホイヤーにとっては大きな痛手だったが、アップルにとっては10月のスマートウォッチ発売を控えた中で重要な採用となった。プルニオー氏は上の写真(右から2人目)に写っており、LinkedInのプロフィールには、ジュエリーや時計のマーケティングにおける輝かしい実績が記されている。
時計のマーケティングと小売の専門家であるプルニオー氏は、Appleの時計販売およびマーケティングチーム全体で活躍する可能性が高い。Appleのワールドワイドマーケティング担当シニアバイスプレジデント、フィル・シラー氏がApple全体のマーケティングを統括し、イヴ・サンローランの元CEO、ポール・デヌーヴ氏は、Appleが発売予定のウェアラブルデバイスのマーケティングと小売販売戦略に取り組んできた。Appleのウェアラブルデバイスは、ファッショナブルなスマートウォッチとフィットネスバンドを組み合わせたようなものになるとみられ、情報筋によると、高度なマッピング機能に加え、健康とフィットネスのデータを追跡するための高度なセンサーが搭載されるという。この製品はiPhoneと直接連携し、通話の受信、データ接続、通知の管理が可能になる。今秋発売予定のAppleのiOS 8は、ウェアラブルデバイス向けの技術を念頭に置いて設計されている。
アップルはタグ・ホイヤーから他の従業員数名を採用しようとしたが、情報筋によると、実際にアップルに移ったのはプルニオ氏だけだったという。
デバイスの発表予定のわずか数ヶ月前にプルニオー氏を採用したことは、約2年間にわたる注目の人事の集大成となる。昨年夏、Appleがこのデバイスのために医療センサー、エンジニアリング、フィットネスの専門家からなるオールスターチームを結成したと報じた。Appleは、医療分野のエグゼクティブであるトッド・ホワイトハースト博士、マイケル・オライリー、ラヴィ・ナラシムハンに加え、ナイキからジェイ・ブラニクなどのフィットネス専門家を採用した。また、元ナイキFuelBandのエンジニアや工業デザイナーも複数採用しており、クパチーノに本社を置くAppleは、コービー・ブライアントなどのプロアスリートにも製品のテストを依頼している。デバイスの発表は10月であるため、ホリデーシーズンに近い時期に出荷される可能性が高い。
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