iOS 15が一般公開されてから2日後の9月中旬には、ユーザーがiOS 15にアップデートするのに、iOS 14のときよりも時間がかかっているという報告がありました。2週間経った今でも、iOS 15の採用は昨年の数字に比べて遅いままです。

分析会社Mixpanelのデータによると、リリースから48時間以内にiOS 15にデバイスをアップデートしたユーザーはわずか8.59%でした。ちなみに、昨年iOS 14がリリースされた同時期のアップデート率は14.68%でした。リリースから15日近くが経過した現在でも、iOS 15の普及率は前バージョンよりも低いままです。

Mixpanelによると、2021年10月5日（火）現在、iOS 15の普及率は22.22%です。2020年10月5日時点では、41.97%のユーザーがすでにiOS 14をインストールしていました。Mixpanelは、同社の分析APIを使用するアプリやウェブサイトから収集したデータに基づいてiOSの普及率を測定していることは注目に値します。現時点では、AppleはiOS 15の公式な普及率を発表していません。

もちろん、iOS 15の普及が遅れている理由はいくつかありますが、Appleはそれらについて一切言及していません。今年のアップデートは昨年よりも漸進的なものであり、iOS 14ではホーム画面へのウィジェットの導入、iPhoneユーザー向けのピクチャ・イン・ピクチャ、通話とSiriのインターフェースの再設計、Appライブラリ、空間オーディオなどが実現しました。

もう一つの注目すべき点は、FaceTimeのSharePlayやiPadユーザー向けのユニバーサルコントロールといったiOS 15の主要な新機能の一部が、今年後半まで延期されたことです。また、iOS 14を使い続けながら重要なセキュリティアップデートを受け取れるオプションが初めて追加されました。

これらの理由のどれがiOS 15の普及に最も大きな影響を与えたかは一概には言えませんが、これらすべてが相まって、Appleの最新OSに興味を持つユーザーが減少していることは間違いありません。9to5Macが実施したアンケートでは、読者の12%以上がiOS 15.1またはより多くの機能を備えた将来のアップデートを待っていると回答し、5%はiOS 14をもう少し使い続けると回答しました。

iOS 14 はまだ更新中なので、セキュリティの面では問題ではありませんが、採用が遅くなると、アプリ開発者は iOS 15 を必要とする機能をプッシュするのにより長い時間待たなければならない可能性があります。

皆さんはどうですか？デバイスをiOS 15にアップデートしましたか？ぜひ下のコメント欄で教えてください。

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