カリフォルニア州アーバイン、2012年7月24日 /PRNewswire/ —

ニュースハイライト:

• BCM4335は、MAC、PHY、RFを含む完全な5G WiFiシステムと、Bluetooth 4.0、FMラジオ、ソフトウェアを40nm CMOSプロセスを使用して1つのチップに統合します。
• 4G LTEセルラー無線とワイヤレス接続の両方を備えたシステムにおける固有の干渉の課題に対処する唯一のコンボチップ
• プラットフォームに依存しない設計により、あらゆるスマートフォンやタブレットにチップを追加できます。

有線および無線通信向け半導体ソリューションにおける世界的なイノベーションリーダーであるBroadcom Corporation（NASDAQ: BRCM）は本日、スマートフォン、タブレット、ウルトラブック、その他のモバイルデバイス向けの業界初の5G Wi-Fiコンボチップ「BCM4335」を発表しました。この新ソリューションは、Broadcomの無線接続におけるリーダーシップをさらに強化し、主要なWi-Fi製品セグメントすべてにおいて802.11ac規格に基づくソリューションをサンプル提供する最初のチップベンダーとしての地位を確立します。詳細については、Broadcomのニュースルームをご覧ください。

^{IEEE 802.11ac規格に基づく第}5世代Wi-Fiである5G WiFiは、既存の802.11a/b/g/nネットワークから大きく進化した技術です。5G WiFiは家庭内の無線範囲を劇的に向上させ、より多くのデバイスから、より多くの場所で、同時にHD画質の動画を視聴できるようになります。3倍の高速化により、モバイルデバイスからWebコンテンツをダウンロードしたり、動画などの大容量ファイルを同期したりする時間が、同等の802.11nデバイスに比べて大幅に短縮されます。5G WiFiは同じ量のデータをはるかに高速に転送するため、デバイスはすぐに低電力モードに移行し、結果として同等の802.11nソリューションと比較して最大6倍の電力効率を実現します。

Broadcomは、2012年1月のCESにおいて、アクセスポイントおよびPC向けの5G WiFiチップファミリーを発表しました。Broadcomの5G WiFiチップを搭載した世界初の5G WiFiルーターとノートパソコンは、2012年第2四半期に市場に投入されました。新製品のBCM4335を搭載したスマートフォンとタブレットは、2013年第1四半期に発売が予定されており、ユーザーはワイヤレス接続の両端で5G WiFiの速度、通信範囲、省電力といったメリットを最大限享受できるようになります。5G WiFiの詳細については、www.5GWiFi.orgをご覧ください。

コンボテクノロジーにおける実績

Broadcomは、包括的な統合ソリューションの設計と提供において確かな実績を誇ります。BCM4335は、同社の第5世代コンボチップ技術であり、モバイル機器の革新的なワイヤレス機能を実現するために最適化された基盤を活用しています。無線干渉を軽減する無線共存アルゴリズム、バッテリー駆動時間を延長する高度な「スリープモード」、そして電力消費の多いタスクをホストプロセッサからオフロードする処理能力を備えたBroadcomのコンボチップは、統合性、性能、そして機能性において新たな基準を確立しています。

新製品のBCM4335は、MAC、PHY、RFを含む完全なシングルストリーム5G Wi-Fiシステムに加え、Bluetooth 4.0、FMラジオ、ソフトウェアを単一のシリコンダイに統合しています。プラットフォームに依存しない設計とMAC、PHY、RFの統合により、BCM4335は、使用するアプリケーションプロセッサの種類を問わず、あらゆるスマートフォンやタブレットに追加できます。40nm CMOSプロセスで設計された新チップは、小型化と電力効率の向上を実現し、お客様の設計自由度を高めます。

BCM4335は、Broadcomの最新版無線共存技術を採用しています。端末メーカーは、この技術を4G LTEセルラープラットフォームに適用することで、隣接する無線周波数で動作するWi-Fi、Bluetooth、LTE間の無線干渉を最小限に抑えることができます。BroadcomのGlobal Coexistence Interface（GCI）は、Bluetooth Special Interest GroupのLTE共存スキームをサポートしており、将来のBroadcom LTEプラットフォームだけでなく、他社の4Gセルラープラットフォームにも適用できます。

その他の製品のハイライト:

• BCM4335は業界最先端のアイドル時消費電力性能を備えており、モバイルデバイスのバッテリー寿命を大幅に延長します。
• BroadcomのTurboQAM®テクノロジーは、2.4GHz帯で最高のデータレートを誇る256QAMモードを実装し、BCM4335を搭載したデバイスは、他の5G WiFiデバイスと通信する際に、802.11nの速度よりも10%高速なスループットを実現できます。
• SDIO 3.0、PCIe、HSICなどの主要な高スループットモビリティインターフェースにより、スマートフォン、タブレット、コンピューティングプラットフォームに適しています。
• 433 Mb/sのPHYレートにより、前世代のワイヤレスソリューションと比較してワイヤレススループットが大幅に向上します。
• 高度なビームフォーミング、低密度パリティチェック（LDPC）コード、および空間時間ブロックコード（STBC）のサポートにより、より広いカバレッジとより信頼性の高い接続を実現します。
• ホストプロセッサの負荷を軽減する内蔵メディア処理
• Wi-Fi Direct™、Wi-Fi CERTIFIED Miracast™、Wi-Fi CERTIFIED Passpoint™テクノロジーの統合サポート

市場の推進要因:

• 2016年までに、毎月3兆分のビデオコンテンツがネットワークを通過することになる[1]
• 現在、ネットワークビデオのほとんどはPC以外のデバイスで視聴されている[2]
• 世界のモバイルデータトラフィックは2011年から2016年の間に18倍に増加する[3]
• スマートフォンとタブレットのほぼ100％がワイヤレス接続用のコンボチップを採用しています[4]
• スマートフォンにおける802.11acの普及率は100％に近づくと予想されており、2016年までにスマートフォンとタブレット向けのWi-Fiチップの市場規模は15億個近くになると予想されている[5]。

可用性

BCM4335 は現在 Broadcom の早期アクセス顧客向けにサンプル提供されており、フル生産は 2013 年第 1 四半期に予定されています。

最新ニュースについては、Broadcomのニュースルーム、B-Connectedブログ、Facebook、Twitterをご覧ください。また、最新情報をお届けするために、BroadcomのRSSフィードにご登録ください。