ナイキ社とフィル・ナイト、会長の交代計画を完了

オレゴン州ビーバートン–(BUSINESS WIRE)–ナイキ・インク（NYSE:NKE）は本日、ナイキ会長のフィル・ナイトが取締役会を退任し、取締役会は2006年からナイキの社長兼CEOを務めてきたマーク・パーカーを会長に任命しました。これは即時発効となります。これにより、1年前に開始された計画的な人事異動が完了します。

「フィルがナイキに与えた影響は計り知れません」とパーカーは述べています。「彼の起業家精神は、今もこれからも私たちのDNAの一部であり続けます。ナイキの優秀な経営陣と共に、世界中のアスリートに奉仕し、インスピレーションを与えながら、イノベーションと成長の次の時代をリードしていくことに尽力していきます。」*

取締役会はまた、ナイト氏を名誉会長に任命し、ナイキの取締役会にオブザーバーとして常時出席し、ナイキの事業のさらなる成長のためにナイト氏の経験と時間を提供するよう要請しました。

「取締役会が後継者計画を思慮深く実行してくれたことに、大変満足しています。マークのような優れたリーダーが取締役会を率いることを大変嬉しく思います」とナイトは述べた。「ナイキの成功と長期的な成長に貢献できる限り、新たな役割において引き続き事業の推進に尽力していく所存です。」*

同社は本日、AppleのCEOであるティム・クック氏が取締役会の筆頭独立取締役に任命されたことを発表しました。この任命は即時発効となります。クック氏は2005年からNIKEの取締役を務めており、取締役会の報酬委員会の委員長、および指名・コーポレートガバナンス委員会の委員を務めています。

ナイト氏は本日、1年以上前にナイキのクラスA普通株式の過半数を保有するために設立したSwoosh, LLCにおける議決権を、息子でありナイキの取締役であるトラビス・ナイト氏が管理するトラストに売却したことを発表しました。Swooshの議決権売却後、トラビス氏はSwoosh取締役会における5議決権のうち2議決権を保有することとなり、残りの3議決権はナイキの取締役であるマーク・パーカー氏、アラン・グラフ・ジュニア氏、ジョン・ドナホー氏が行使します。