新サービスの計画について説明を受けた業界筋によると、AppleのBeatsベースのストリーミング音楽サービスは「Apple Music」と命名される可能性が高く、アーティスト向けのソーシャルネットワーキングが深く統合されるという。

このサービスでは、10 年初頭に廃止された iTunes Ping 機能を参考に、アーティストがストリーミング音楽サービス内に独自のページを持ち、トラックのサンプル、写真、ビデオ、コンサートの最新情報などを投稿できるようになります。

アーティストはクロスプロモーションの一環として、他のアーティストのコンテンツを共有することもできます。例えば、ゴールドのApple Watchを愛用するカニエ・ウェストは、希望すれば自身の「Apple Music」アーティストページでテイラー・スウィフトのニューアルバムをプロモーションできるでしょう。

iTunes アカウントを使用すると、ストリーミング音楽サービスのすべてのユーザーは有名アーティストの投稿にコメントしたり「いいね！」したりできるようになりますが、Ping のようにユーザーは独自のソーシャル ネットワーク プロフィールを持つことはできません。

アーティストアクティビティは「Apple Music」ストリーミングサービスの中核機能となりますが、iOS 8.4の「機能制限」設定パネルで無効化することが可能です。開発者向けの最新ベータ版iOS 8.4で偶然リークされた機能制限メニューには「アーティストアクティビティ」スイッチがあり、これは前述のPingのような機能に直接対応するとのことです。このネットワークは、iOS、Android、Mac版の「Apple Music」で利用可能となります。

情報筋によると、このサービスはiOS 8.4のミュージックアプリに深く統合され、ユーザーは既存のBeats Musicクラウドライブラリを移行できるようになるとのことです。機能が重複しているものの、iTunes MatchとiTunes Radioは維持され、Radioはミックス機能の改善とストリーミングサービスのミラーリングのための全面的な見直しが行われ、国際展開も予定されています。

2月に、新しいストリーミング音楽サービスの機能セットについて詳細にレポートしました。既存のBeats Musicアプリのプレイリスト、キュレーション、整理機能の多くを搭載しつつ、Appleの新しいデザインを採用すると報じました。現在のBeats Musicアプリには、上記のスクリーンショットにあるように、アーティストのバイオグラフィーやプレイリストページといった基本的な機能しかありません。

iOS 8.4、iOS 9、OS X 10.11、そしてApple TVの新機能に加え、Apple Musicは6月8日（月）に開催されるAppleのWWDCキックオフ基調講演で発表されます。Appleは当初、同日にサービスを開始する予定でしたが、先日報じたように、同社は現在、6月下旬に有料サービスを開始する予定です。情報筋によると、このサービスには無料トライアルオプションも用意される予定です。

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