
メアリー・ミーカー氏による2016年版インターネットトレンドレポートが今夜公開されました。例年通り、AndroidとiOSの激戦を分析する上で非常に役立つ資料となっています。Appleは前四半期で初めて売上高が減少しましたが、ミーカー氏のレポートはこの点を明確に考慮しています。レポートのスライドには、市場シェアと平均販売価格の差が示されています。例年通り、Androidは市場シェアと出荷台数で圧倒的なリードを保っていますが、平均販売価格(ASP)ではAppleが優位に立っています。しかし、今年はいくつか違いもあります。
まず、ミーカー氏は、Appleのスマートフォン出荷台数が今年11%減少すると予測しています。一方、Android端末については、出荷台数が7%増加すると予想しています。また、Appleの平均販売価格が2013年以来初めて下落するとも予測しています。平均販売価格は717ドルから651ドルに下落し、9%の下落となる見込みです。これは、Appleが経験した平均販売価格の下落としては過去最大となります。
Appleの平均販売価格(APS)の低下の最大の理由の一つは、iPhone SEの導入と、インドなどの国々で低価格帯のデバイスを継続的に展開していることです。ウォール街はAPSを非常に懸念しているようですが、Appleはこれまで、iOSデバイスをできるだけ多くのユーザーに届けることと、サービス部門の強化に重点を置いてきました。
このことから、Android対iOSの戦いはMac対PCの戦いと同様の方向に向かっていると言えるでしょう。近年Appleがこの戦いで優位に立っていますが、歴史的には出荷台数と平均販売価格の面でPCメーカーがAppleを圧倒してきました。
Mary Meeker の 2016 年のレポート全体は、こちらでご覧いただけます。
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