Appleは、最初のHomeKit対応デバイスの一部発売を受けて、GoogleのNestスマートサーモスタットをオンラインストアと実店舗の両方から削除しました。Mashableの報道によると、GoogleのスマートサーモスタットはAppleでは販売​​されておらず、Appleのオンラインストアでこの製品を検索すると、代わりにHomeKit対応スマートデバイスが表示されるようになりました。

具体的には、AppleはNestの製品ではなく、Ecobee 3スマートサーモスタットを販売しています。Ecobee 3の価格は249ドルで、先月AppleがHomeKitの公式ドキュメントを公開したことを受けて、今月初めにApple Storeで正式に販売開始されました。もちろんEcobeeはHomeKitに対応しており、Siriで操作できます。

Appleが競合製品を実店舗とオンラインストアから撤去したのは今回が初めてではありません。Apple Watchの発表後、AppleはFitbitのフィットネストラッキングデバイスラインナップの販売を停止しました。FitbitはAppleの競合製品であるだけでなく、AppleのHealthKitプラットフォームのサポートを拒否しました。AppleはApple Watchの発売前にJawboneとNikeのフィットネスバンドも実店舗から撤去しましたが、Jawboneは3ヶ月ぶりに復活しました。

AppleがNestサーモスタットをアクセサリラインナップから削除した理由は現時点では不明です。Nestは、元Appleエンジニアのトニー・ファデル氏とマット・ロジャース氏によって共同設立されました。Jawbone製品のように、Nestサーモスタットも後日復活する可能性もありますが、Appleがアクセサリのラインナップを簡素化していることを考えると、その可能性は低いでしょう。

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