

FBIとテクノロジー企業との暗号化をめぐる長年の戦いは、まだ終結には程遠い。FBI長官クリストファー・レイ氏は本日、サンフランシスコで開催されたRSAカンファレンスで講演し、暗号化の問題は全米で「ますます悪化している」と述べた。
Gizmodoが報じたように、レイ氏は、ロックされたデバイスへのアクセス問題は世界中の法執行機関にとって「ますます悪化している」と述べた。彼は、犯罪者が隠れられる「自由な空間」が存在することは「持続不可能だ」と主張した。
「法執行機関の手が届かない、犯罪者が隠れられるような完全に自由な空間が存在するような状況は、持続可能な最終状態とは言えません」とレイ氏は述べた。「この問題に対処する方法を見つけなければなりません。」
しかし、レイ氏はこの問題の解決策を提示するまでには至らず、暗号化に関してバランスを取ることについて「解決策があるという話はますます耳にするようになっている」とだけ述べた。
どのような解決策があるのかはまだ不明です。過去には、ロッド・ローゼンスタイン米国司法副長官などが「合理的な暗号化」を提案しました。これは、集中管理されたセキュリティキーを使用し、FBIが令状を用いて暗号化されたデバイスに容易にアクセスできるようにするものです。
レイ氏が、暗号化されたデバイスが法執行機関の捜査を阻害している問題について公に言及したのは今回が初めてではない。しかし昨年、レイ氏は、暗号化のためにFBIがアクセスできなかったデバイスの数を「繰り返し」水増ししていたことが判明した。レイ氏はFBIが7,800台のデバイスにアクセスできなかったと何度も主張していたが、実際の数字は1,000台から2,000台の間だった。
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