ここ数週間、9to5MacはiOS 14とiPadOS 14に関するいくつかのニュースを報じてきました。その中でも特に興味深かったのは、OSリカバリ機能です。iOS IT管理者として、この機能はK-12（小中高）における多くの問題を解決するでしょう。K-12における今後のOSリカバリに私が期待する理由をお伝えします。

「Making The Grade」について：毎週土曜日、ブラッドリー・チェンバース氏が教育におけるAppleの活用に関する新しい記事を公開しています。彼は2009年から教育現場でAppleデバイスを管理してきました。数百台のMacと数百台のiPadの導入と管理の経験を活かし、大規模な環境でApple製品がどのように機能するか、IT管理の現場から得た教訓、そしてAppleが学生向けに製品を改善できる点について解説します。

AppleがiOS 5でMacなしでiOSをセットアップできる機能を発表したことは、Macなしで生活できる未来への第一歩となりました。Macは今後も私のコンピューターライフにおいて重要な部分であり続けるでしょうが、iOS管理者として、iPhoneやiPadの復元にMacを使わなくても済む世界は、多くの時間を節約してくれると確信しています。この機能に私たちが何を期待しているかを詳しく知るには、こちらのビデオをご覧ください。

では、K-12（小中高）におけるOSリカバリは、IT管理者にとってどのような意味を持つのでしょうか？私が教室用デバイスに関して常に注目してきた重要な指標は、デバイスのリカバリ時間です。現在、iPadの場合、デバイスのリカバリには、生徒または教師がiPadをITチームに持参し、Macに接続し、iOSを復元し、モバイルデバイス管理の登録を確認し、iCloudから復元する必要があります。IT部門が他の生徒や従業員と作業している場合、このプロセスには数時間かかることがあります。

iOSに組み込まれたOSリカバリツールがあれば、生徒と教師はこれらのプロセス全体を自分で管理できます。例えば、iOSのアップデートに失敗し、iOSが使えなくなってしまったとします。OSリカバリがあれば、生徒と教師は自分でデバイスを復元でき、Apple School Managerを通じてMDMのインストールが自動的に行われ、その後iCloudで復元できます。

iCloud が復元されると、すべての MDM プロファイルが再び表示され、Apple School Manager のアプリも自動的に再インストールされます。これらすべてが IT 担当者の手を煩わせることなく実行されます。大規模な iOS 展開を検討している組織にとって、IT 担当者を介さない OS リカバリは、全員の作業を簡素化します。

K-12におけるOS回復のまとめ

AppleはiPadOS 14とiOS 14にOSリカバリ機能をリリースするのでしょうか？確かに開発は進んでいるようですが、開発中の機能であれば、将来のリリースまで延期される可能性があります。たとえ今秋にはリリースされないとしても、近々リリースされるようです。数百台のデバイスを管理している私にとって、K-12（小中高）教育におけるOSリカバリ機能は待望の機能となるでしょう。

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