欧州連合がアップル社にアイルランド政府に支払うよう決定した130億ユーロ（150億ドル）の追徴税のためのエスクロー基金を管理する銀行が任命された。

Appleは、何年もかかると予想される法廷闘争の末に資金を取り戻せると期待しており、その間に資金が適切に投資されていることを確認したいため、取り決めに合意するまでに時間を要した…

ロイター通信によると、バンク・オブ・ニューヨーク・メロンがこのファンドの管理に任命されたとのことです。BNYメロンは世界最大のカストディアン銀行と称され、昨年末時点で32兆ドル以上の資産を保有していることから、これは妥当な選択と言えるでしょう。

BNYメロンは、1784年設立の世界で最も古い銀行の一つであるニューヨーク銀行とメロン・ファイナンシャル・コーポレーションの2007年の合併により誕生しました。

Appleとアイルランド政府は昨年12月にエスクロー基金の条件に合意し、1月に支払いスケジュールが確定しました。支払いは今月から始まり、9月まで続きます。

Appleとアイルランド政府はEUの判決に対し控訴しており、専門家は控訴手続き全体が最長6年かかる可能性があると見積もっています。適切な管理があれば、150億ユーロはその間に多額の利益を生み出す可能性があります。

写真：フィナンシャル・タイムズ

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