先週、 ブルームバーグは、Appleがセルラー接続に対応した新型Apple Watchを今年後半に発売する予定だと報じました。米国の主要4キャリアすべてが参加するとされていますが、ハードウェアとサービスの価格詳細は現時点では不明です。

セルラー対応のApple Watchは、現行モデルよりもハードウェア価格が高く、ネットワークアクセスには月額料金がかかると予想するのが妥当でしょう。もしそうだとしたら、セルラー接続にいくらまで支払えると思いますか？

一つの可能​​性として、Appleはセルラー対応iPadと同様のアプローチをセルラー対応Apple Watchにも採用するかもしれません。Wi-FiのみのiPadは基本価格が設定されており、セルラー接続機能を追加すると130ドルが加算されます。例えば、9.7インチiPadはセルラー接続なしで329ドル、セルラー接続で459ドルです。12.9インチiPad Proは799ドルから始まり、同じストレージ容量でセルラー接続付きのモデルは929ドルに跳ね上がります。

Apple Watch Series 2の現在の価格は、38mmモデルが369ドル、42mmモデルが399ドルからとなっています。もしAppleがiPadのアプローチを採用し、セルラーモデルに130ドルのコストを加えた場合、セルラーモデルのApple Watchの価格は38mmモデルが499ドル、42mmモデルが529ドルからとなる可能性があります。

そうなると、アルミニウムモデルの価格は、ステンレススチールモデルの現在の価格（38mmが549ドル、42mmが599ドル）に近づくことになります。これらの価格に130ドルを加算すると、38mmが679ドル、ステンレススチールとセルラーモデルが729ドルになります。

もう一つの可能​​性は、Appleが現在のApple Watch Series 2の価格でセルラー対応モデルを提供し、セルラー非対応モデルを現在のApple Watch Series 1の価格で提供するというものです。Apple Watch Series 1の価格は269ドルからで、GPSを搭載しディスプレイがより明るいSeries 2では100ドル高くなります。価格が魅力的になり、セルラー対応モデルの普及が早まる可能性はありますが、このシナリオは実現性が低いように思われます。

セルラー対応のApple Watchで考慮すべきもう一つのコストは、毎月のアクセス料金です。現在、私は家族で4台のiPhoneで月15GBのデータプールを共有しています。同じデータプールをセルラー対応のiPadで共有すると、月額10～15ドルかかります。タブレットがウェブ上でできることを考えると妥当な額ですが、Apple Watchでは使える機能がはるかに限られてしまいます。

近くに iPhone がなくても電話の発信や受信、メッセージの送受信、音楽のストリーミングができることには魅力を感じますが、特にポッドキャストやオーディオブックのストリーミングやビデオ通話ができないと、月額 10 ～ 15 ドルの価値があるかどうかはわかりません。

キャリアは現在、他社のセルラーウェアラブルに月額 5 ～ 10 ドルを請求しているので、Apple Watch に対してキャリアがどう対応するかを見守る必要がありますが、特にセルラーハードウェアにプレミアムを支払う場合、年間 60 ドルの方が年間 120 ドルよりも良いと感じます。

Apple が伝統に従うのであれば、LTE 対応の新しい Apple Watch ハードウェアが来月中に新しい iPhone と同時に発表される可能性がありますので、お楽しみに!

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