マーケティング・ウィーク誌が報じたところによると、市場調査会社ミルワード・ブラウンによる年間ランキングでは、アップルが依然として世界で最も価値のあるブランドとなっている 。

ミルワード・ブラウン・ブランドズ・ランキングは、財務力とブランド・エクイティ（消費者がブランドに与える価値の尺度）の両方を考慮に入れています。アップルは株価低迷にもかかわらず、消費者から「ゴールドスタンダード」とみなされていると、レポートは述べています。

「最も人気のあるブランドや有力なブランドでは、ブランドははるかに長く存続し、より強固で、それほど下落する傾向がありません。一方、財務は変動します」と、BrandZのグローバルディレクターであるピーター・ウォルシュ氏は説明し、ブランドは財務よりも持続可能であることを示唆しています。

Appleのブランド価値は今年わずか1%しか上昇しなかったものの、依然として最も価値のあるブランドとしての記録を保持しています。しかも、Appleは他を大きく引き離しています。ランキングで2位のGoogleは1137億ドル（昨年の3%減から5%増に転じた）の価値があり、Appleは714億ドルの差をつけています。これはコカ・コーラとほぼ同額で、このブランドがいかに強力で、影響力があり、意義深いものであるかを示しています」とウォルシュ氏は言います。

数字を見る興味深い方法は、ブランド価値が1850億ドルで、これにAppleの1500億ドルの現金保有額を加えると、製品パイプラインなど他の要素を考慮に入れないまま、同社の現在の時価総額とほぼ一致するという点だ。もちろん、ブランド・エクイティは既に将来のクールなガジェットに対する消費者の期待を織り込んでいるという議論もあるが、それでもAppleが著しく過小評価されているという説を裏付けるように思われる。

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