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MPEGはH.264の半分の帯域幅で同等の品質を実現するHEVC規格を導入
2012年8月15日午前9時46分(太平洋標準時)
MPEG(Moving Picture Experts Group)は、高効率ビデオ符号化(H.265)と呼ばれる新しいビデオ圧縮規格の草案を発表しました。この規格は、現行のH.264規格の2倍の効率性を実現します。スウェーデンMPEG代表団の議長も務めるエリクソンのビジュアルテクノロジー研究マネージャー、ペル・フロイド氏は、この規格が2013年までに商用製品に採用される可能性があると説明しました。
「この技術は業界で大きな関心を集めています。なぜなら、ビットレートを半分に抑えても同じ画質を実現できる、あるいは同じ帯域幅でテレビチャンネル数を倍増できるということを意味するからです。これは業界に計り知れない影響を与えるでしょう」… フロイト氏は、ストックホルムでMPEGが議論したHEVCフォーマットは、早ければ2013年には商用製品として提供開始される可能性があると考えています。「テレビサービスでの提供開始には時間がかかりますが、モバイル分野での導入ははるかに早く、おそらく来年にはモバイルユースケース向けの最初のサービスが登場するでしょう」と同氏は語ります。