複数の人気フィットネスiOSアプリを開発するRuntasticは本日、アディダスに2億2,000万ユーロで買収されたことを発表しました。両社のプレスリリースによると、この買収により、アディダスはコネクテッド製品の提供と「常に接続され、常にオンデマンドの世界におけるスポーツ、デジタル、データの融合」というビジョンの実現に向けた取り組みを強化することになります。言い換えれば、アディダスは、 ボール、リストデバイス、アパレル、シューズなど、デジタル対応のスポーツ製品に統合できる、大規模なユーザーベースを持つ強力なソフトウェアコンポーネントを獲得したことになります。

アディダスはすでに、Runtasticの領域にまたがる自社モバイルアプリをいくつか提供しています。例えば、miCoach train & runアプリや、 Spotifyと連携してユーザーのランニングペースに合わせた音楽を提供するAdidas Goアプリなどです。一方、Runtasticはフィットネスと健康関連のモバイルアプリを約20種類展開しており、ダウンロード数は約1億4000万件、登録ユーザー数は7000万人を誇っています。また、体重計やフィットネストラッキングデバイスなど、Apple Watchなどのサードパーティ製ハードウェアと連携するフィットネスアプリを補完するハードウェア製品も提供しています。 

アディダスが同社とそのアプリにどのような計画を持っているかは不明ですが、Runtasticは今後アディダスのチームに加わり、ブランドの一部として新たな体験を構築していく予定です。これがRuntasticブランドとアディダス製品との統合にどのような影響を与えるかは、まだ明らかになっていません。

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