ノキアは、両社間の特許紛争の和解の一環として、前四半期にアップルが20億ドルの現金支払いを行ったことを明らかにした。和解の具体的な詳細はこれまで公表されていなかった。ノキアはまた、アップルとノキアの今後の協力関係についても、より詳しい情報を明らかにしている。

5月に、AppleとNokiaは両社が紛争を解決に導き、関係を拡大して協力していくと発表した。

アップルの最高執行責任者ジェフ・ウィリアムズ氏は「今回の紛争解決に満足しており、ノキアとのビジネス関係の拡大を楽しみにしている」と語った。

ノキアは今週の決算発表で、現金支払いのほか、アップルがノキアとどのように協力するかについての詳細を明らかにした。

第二に、Appleから17億ユーロという多額の前払金を受け取り、キャッシュポジションがさらに強化されました。先ほど申し上げた通り、現金の使途については、第3四半期の決算発表時に詳細をお知らせする予定です。

第三に、単なる特許ライセンス契約ではなく、Appleとのより広範な事業提携に合意しました。これにより、IPルーティング、光ネットワーク、デジタルヘルスの各事業部門において、長期的に大きな成長が見込まれます。したがって、本契約の価値は、ノキア・テクノロジーズの特許ライセンス売上高と、ノキアの他の事業グループの売上高に反映されることになります。

ノキアは昨年12月、アップルが自社の技術特許を侵害しているとして初めて訴訟を起こし、アップルも当初は独自の訴訟でこれに応じた。

紛争の中心となったのは、iPhone 3GS以降（およびその他のApple製品）に関連する32件の特許で、Appleはノキアが2011年のライセンス契約から意図的に除外したと主張している。

和解後、アップルはノキアのウィジングス製品を自社の小売店で引き続き販売することに同意した。

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